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メロキュア、プレリリースイベントで13年目の初ワンマンライブ開催を発表「ずっと妄想してました」

2015年08月09日 01:30  リアルサウンド

リアルサウンド

メロキュア 日向めぐみ(meg rock)

 メロキュアの日向めぐみ(=meg rock)が、8月8日に東京・タワーレコード渋谷店1Fにて、8月26日発売となる10年振りのアルバム『メロディック・スーパー・ハード・キュア』のプレリリースイベントを行った。インストアサーキットとして、7月29日にHMVエソラ池袋、8月1日にタワーレコード新宿店でミニライブと握手会を実施してきたが、この日が発売前イベントのファイナルとなった。


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 日向はブルーのチェック柄のワンピースで登場。ファンからの大きな拍手で迎えられると、集まった観客に向けて感謝の言葉を伝えた。2004年に逝去したもう一人のメロキュアのメンバーである岡崎律子がかつて立っていた左側を空けた立ち位置で、1曲目「1st Priority」がスタート。スピーカーから流れる岡崎の歌声とともに、日向の軽やかでポップな歌声が会場に響いた。


 続く「ふたりのせかい [メロキュア meets 川口圭太]」は、リアレンジを手掛けた川口圭太がギターでステージに立ち、会場にクラップを巻き起こす抜群のライブを披露。日向は折に触れ「メロキュアはやり散らかすユニット」と発言しているとのことだが、最近のmeg rockのテイストに仕上がった「ふたりのせかい」も、良い意味でまさに“やり散らかした”アレンジに仕上がった楽曲だ。一呼吸置き、メロキュアの代名詞ともいえる「Agape」を披露。日向のふり絞るような歌声に、口ずさむファンや思わず目頭を押さえるファンの姿も。盛大な拍手に包まれた歌唱後には、店外のスピーカーでも演奏が流れていることに触れ、「渋谷どこにいたって聞こえる感じ」と笑顔で語った日向に、観客も笑顔と拍手を送った。


 そしてmeg rockライブでは恒例の“おにぎりタイム”をはさみ、今回のイベントのために用意されたメロキュアの人気曲を7曲詰め込んだ「スペシャルメドレー」に突入。メロキュアの魅力のひとつでもあるコーラスワークを堪能できる構成で、まさにスペシャルなステージとなった。続くMCでは、追加のインストアイベントを予定していることを発表し、歓喜の声と拍手に包まれる会場。イベントの詳細は後日発表されるという。


 そして「あともうひとつ……」と切り出した日向。「メロキュアでデビューして13年目になるんですけれども、ひとつ、ずっとずっと願ってた夢」と告げると、9月21日に渋谷・WWWでメロキュアとして初のワンマンライブを開催することを発表した。2002年の結成以来、一度も果たされなかったワンマンライブに、ファンの喜びが爆発する。止まない拍手と歓声の中、飛び上がり、涙する観客に向けて感謝の言葉を述べ、「ずっと妄想していた」というワンマンライブへの意気込みを語った。そして会場はざわめきを残したまま、最後はアルバムの冒頭を飾るメロキュアの決意ソングともとれる「Pop Step Jump!」でミニライブを締めくくった。


 なお、リアルサウンドでは、ニューアルバム『メロディック・スーパー・ハード・キュア』で「Agape」のリミックスを担当したミト(クラムボン)と日向による対談インタビューなど、同作に関する特集記事を近日公開予定だ。(リアルサウンド編集部)