スーパーGT第4戦富士の予選で、GT500クラスのポールポジションを獲得したZENT CERUMO RC Fの立川祐路と石浦宏明が、予選の戦いを振り返った。
●GT500クラスポールポジション:ZENT CERUMO RC F
立川祐路
「前回のレースくらいからどんどんクルマが調子良くなっていて、その後SUGOテストを終えて、クルマもどんどん良くなっていました。今回はロードラッグ仕様になってフィーリングも変わるのでどうなるかなと思っていましたが、さほど変わらないでアジャストくらいで済んだので、本当にここ最近はチームがまとまっていいクルマを仕上げてくれていると思います」
「僕らのチームは、ランキング的にテストでニューエンジンを積んでおらず、今回初めて載せたのですが、朝の練習走行で乗ったら今までのエンジンと段違いにパワーもアップしていて、朝からすごく調子が良かったという状況でした」
「予選は、ミスがなければPPを獲れるとは思っていたのですが、このクルマになってから、富士が一番難しいというか、簡単そうに見えるかもしれませんが、ハイダウンフォースサーキットに比べてすごくクルマがシビアなんですよね。朝もブレーキングなどですぐに失敗に結びついてしまうような状況だったので、そのあたりをうまくまとめられるかどうか、自分としてはものすごく不安というかプレッシャーがありました。でもクルマの状況が良かったので、ミスなくきっちりといけましたね」
「僕がスタートを担当することになると思いますが、僕の仕事はできればトップを守りーー守らなくても最後は石浦がトップで返ってきてくれるとは思いますが(笑)ーーきちっと最後まで良いレースをして、いい加減結果に繋げたいなと思います」
石浦宏明
「予選だけで言うと、僕たちは今年、3番手、3番手、PP、PPとずっと絶好調なのですが、決勝ではなかかなか結果が出ませんでした。、クルマの感触もそこまでいいわけではなかったのですが、SUGOテストからクルマのフィーリングがすごく良くなって、タイムも更に出るようになったので今回は手応えはありました」
「今回はロードラッグのエアロパッケージになっているのでSUGOテストの良さがそのまま引き継がれるのかという不安もありましたが、朝のフリー走行の段階で周りとのタイムを見て、結構いけるのかなという感じもありました。「立川さんは多分ポールを獲るだろうからQ1で僕が下の方にいると恥ずかしい」と思いながらも、Q1をなんとかまとめて通過できてよかったなと思います」
「前回のタイ戦は、待っている間ずっと抜きつ抜かれつのテール・トゥ・ノーズでドキドキしすぎて死ぬかと思いました。でも今回はそういったことはなく、後ろが見えないくらいで交代してくれると思うので(笑)、あとはそのマージンを守りたいなと思います」