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ユチョン「ステージ裏で待っている瞬間のドキドキが好き」

2015年08月08日 20:30  週刊女性PRIME

週刊女性PRIME

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ジェジュン、ジュンスとともにJYJとして音楽活動を展開するパク・ユチョン。最新ドラマ『匂いを見る少女』では“感覚異常”なチェ・ムガクを演じている。ユチョンの明るさは、ムガクにも通じているよう。 「そうですね。妹を亡くす前のムガクは、とても明るい男。不思議な力を持つ少女・チョリムに出会ってから、その明るさが自然に戻っていくんです。そのあたりの演技は、僕の普段の姿が出ていると思います」 実は、ムガクの魅力のひとつがコメディーセンス。彼はなりゆきから、お笑い芸人を目指すヒロインのチョリムと漫才コンビを組むことに。無感覚なのに、なぜかお笑いの才能があり、抱腹絶倒のリアクション芸を披露する。 「こんなにコミカルな役を演じるのは初めてですね。漫才をするシーンを演じるとき、なんだか“むずいなぁ”と思って。あらためて芸人さんたちを尊敬しました。漫才シーンはほぼアドリブ。だって監督が“じゃあ、ユチョン、自由にやって”って言うんですよ! だから、もうプレッシャーが半端なかったんですよ」 チョリムに無理やりハゲのかつらをかぶせられ、ソウルに出てきた田舎者のネタを大まじめにやるシーンは、吹き出してしまうほどのおもしろさ。「チェ~!!」という奇妙な声を出し、変顔で驚く表情は、芸人顔負けの超一級品。それを見たジュンスが、普段のユチョンのそのままだと語っていたけれど……。 「え、ジュンスが? ジュンちゃんが?」 と、なぜか“ジュンちゃん”と言い直して、笑いだすユチョン。 「ムガクみたいに漫才はしないけど、おもしろいイタズラはするかなぁ。僕も、笑いのセンスはあると思いますよ。人を笑わせる自信はある!」 それはファンミーティングなどでの発言で、ご存知の方も多いはず。今作でユチョンの演技をベタぼめしたペク・スチャン監督が「ユチョンはサムいギャグで現場を和ませてくれた(笑い)」と語っていたけど、過去の共演者たちからも同様の証言がちらほら。これについては、どう思う? 「わかってないなぁ(笑い)。ギャグは、ちょっとサムいくらい、ギリギリの感じのほうがおもしろいんですよ!」 いずれにせよ、韓国でも話題となったムガクの漫才シーンは必見。なんといっても今作の見どころは、愛らしくロマンチックなラブシーン。 チョリムに対して、わざと意地悪を言ったり、あれこれ命じたり、Sっ気を発動する“ツンデレ”ムガクですが、乙女心をときめかすセリフや行動も満載。演じながら、自分でもドキドキしたシーンはある? 「香水を使って思いを伝えるシーンですね。チョリムは匂いが見えるから、香水をうまく利用するんですが、その伝え方よりも、返事を待っている瞬間の気持ちがときめきました。台本を読んでいるので、返事はわかっているんですが、それでもドキドキして。何でもそうです。コンサートでもファンミーティングでも、始まる前にステージの裏で待っている瞬間のドキドキする感じが、僕は好きですね」 取材・文/高橋尚子 撮影/廣瀬靖士