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ピレリF1、“スーパー・スーパーソフト”タイヤ導入案を推進

2015年08月07日 10:50  AUTOSPORT web

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2015年オーストリアGP セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
F1の公式タイヤサプライヤーであるピレリのモータースポーツディレクター、ポール・ヘンベリーが、2016年に向けて“スーパー・スーパーソフト”タイヤの導入など、いくつか変更を行う計画があることを明かした。

 ピレリは決勝で2回から3回ストップが主流となることを想定していたにもかかわらず、今年ここまでのレースでは1回ストップの例も何度か見られている。そのためピレリはショー的要素を高めるため、来年に向けていくつかの対策を検討している。

「ハード寄りのタイヤはモディファイする必要があり、それに関する案を検討していかなければならない。ハードをミディアムに大幅に近づける必要がある」とヘンベリー。

「また、モナコ、モントリオール、シンガポールといった真のストリートサーキットで使用するタイヤについても考えている。こういったコースでは今のスーパーソフトよりもずっと柔らかいタイヤが必要だと思う」


 7月、FIAは2016年に向けてチームがより自由にタイヤコンパウンドを選択できるようにするための案について検討していることを明らかにした。詳細は現在のところ不明だが、ヘンベリーはこのプランを進めており、最終決定に近づいていると述べている。

「支障なくチームにより大きな選択の自由を提供するような案を考えており、これは2016年に向けて準備可能だと思う」とヘンベリーは語った。
「早い段階でプランを固めたい。最終決定に近づいている。実現可能だと思う」

 以前ヘンベリーは、いくつかのレースにおいてチームはコンパウンドを自由に選ぶことができ、モンツァなど安全性に懸念があるレースに関してはピレリの選択に従うことを義務付けるという案があると述べていた。