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『シャーロック』スペシャル版は"ヴィクトリア朝期"が舞台に キャラクター設定も変化

2015年08月06日 17:31  リアルサウンド

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 アーサー・コナン・ドイルの小説『シャーロック・ホームズ』シリーズを翻案したイギリスBBC製作の人気テレビドラマ『シャーロック』のスペシャル版『ゴースト・ストーリーズ』について、エグゼクティブ・プロデューサーであるスティーブン・モファットが1日、TCA(テレビ評論家協会)の夏季プレス・ツアーで語った。複数の海外メディアが報じている。


参考:宮台真司の『バケモノの子』評:言葉ならざる親子の関係を描く、細田守監督の慧眼


 海外メディア『ACESHOWBIZ』によると、同作はクリスマス・スペシャルとして放映される一回限りの特別版とのこと。ドラマシリーズでは現代に置き換えて描いている設定をヴィクトリア朝期へと変更しており、それがキャラクター設定にも影響しているという。出演は、テレビドラマシリーズと同じくベネディクト・カンバーバッチら。(参考:「Sherlock Will Be 'Less Brattish' in Victorian Special, EP Teases 'Ghost Stories'」)


 また、『Give Me My Remote』では、モファット氏のコメントを紹介している。


「主な違いは、温度差というところだろうか。ドイルの原作の薄気味悪くて恐ろしいかんじを表現するには、現代よりもヴィクトリア朝時代の方がぴったり来る。シャーロックは、現代版の慇懃無礼さがない、洗練されたヴィクトリア時代の紳士。ワトソンはちょっとした堅物として描かれている」(参考:「SHERLOCK: Steven Moffat Teases the Upcoming Special」)


 なお、春から製作される来シーズンは、現代の設定に戻るとのこと。(リアルサウンド映画部)