展覧会『生誕110年 映画俳優 志村喬』が、8月18日から東京・京橋の東京国立近代美術館フィルムセンターで開催される。
1905年生まれの志村喬は、黒澤明の監督作品全30本のうちの21本をはじめ、本多猪四郎監督の『ゴジラ』、熊井啓監督の『お吟さま』など、生涯で400本以上の映画に出演したことで知られる俳優。
同展は、志村の生誕110年を記念して開催。志村が使用した『七人の侍』の台本や、香川京子、三船敏郎と志村の3人が『ベルリン国際映画祭』に参加した際の写真など、2010年にフィルムセンターへの寄贈が完了した志村にまつわるコレクションを展示する。また、会期中は『生きる』『七人の侍』『ゴジラ』など志村の出演作15本をフィルムで上映。展示と上映を通して志村のキャリアを辿っていくという。
また、10月3日の関連上映後には『生きる』以降に公開された黒澤監督の全作品に記録・編集・制作助手として参加した野上照代をゲストに招いたトークイベントも開催される。イベントの詳細は、オフィシャルサイトをチェックしよう。