ロマン・ポランスキー監督の映画『戦場のピアニスト』のデジタルリマスター版が、8月28日から東京・有楽町のTOHOシネマズシャンテほか全国で順次公開される。
『戦場のピアニスト』は、幼少期をポーランドのクラクフで過ごし、母を収容所で亡くした経験をポランスキーが、ポーランドのピアニストであるウワディスワフ・シュピルマンによる同名の回想録を映画化した作品。ポーランドを侵攻したナチスドイツによって多くのユダヤ人が強制収容所に移される中で奇跡的に死を免れたピアニストの男が、身を隠して生き延びようとする様を描く。公開時には、『アカデミー賞』主要3部門や『カンヌ国際映画祭』パルムドールなど数々の映画賞を受賞した。
今回の劇場上映は終戦70周年を記念して行われるもの。劇場初公開時には35mmプリントのみで上映されたが、今回日本で初めてDCPデジタルリマスター化されて上映されることとなった。なお、TOHOシネマズシャンテでは1週間限定のモーニングショー上映となる。