三陽商会の子会社運営「Kai Lani（カイラニ）」終了か 全店舗閉鎖

ウィメンズ向けカジュアルセレクトショップ「カイラニ（Kai Lani）」を運営していたカイラニ・インターナショナルが、ECも含めた全店舗の営業を終了した。

「カイラニ(Kai Lani)」全店舗閉鎖の画像を拡大

　「Kai Lani」は、アメリカ西海岸のトレンドを取り入れた業態として1999年5月にスタート。「モンタナ（Montana）」と協業したブーツなどを梨花等の著名人が着用していたことでブランド認知を高めたが、最近では売上が減少し、7月17日にZOZOTOWN店、20日に表参道の直営店、26日に渋谷マークシティー店、29日に自社EC店舗を閉鎖した。
　運営元のカイラニ・インターナショナルは、ファッションビル等の販路で事業拡大を目指していた三陽商会の子会社として2010年2月に設立。旧カイラニ社が手がけていた事業を継承し、当時は5つのオリジナルブランドを展開していた。三陽商会の広報担当者は、「（カイラニ事業・会社の存続を含めた）今後の展開は検討中」とコメントしている。
■Kai Lani 公式サイト