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内定辞退は電話とメールでしっかりと! 「連絡取らずに放置」が危ない理由

2015年08月04日 18:40  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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8月に入ると大手企業の内定が公となり、あちこちの会社で内定辞退が発生することと思います。採用担当者も当然のことと予想して内定人数を確保していますので、就活生のみなさんはご自身が納得いくまで就活を続けてください。

辞退の連絡に決められたルールはないので、手段としては電話でもメールでも何でも構いません。ただ私は、電話で確実に伝えることをおすすめします。これは無用なトラブルを避けるためにも必要なことなのです。(文:河合浩司)

言いがかりをつけてお金を脅し取ろうとする会社もある

辞退を電話でする理由として「それが礼儀だから」という意見も聞きますが、会社側も不採用の連絡をしないなどの無礼をしていますから、学生だけに過剰な礼儀を求めるのは身勝手。メールを1通送るだけでも、内定辞退は可能です。

しかしそれだけでは相手が悪質な会社の場合、「メールなんか届いてないよ?」と言われるなどのトラブルの種になりかねません。

「辞退するなんて聞いてないよ。あなたの入社に備えて用意したものがいろいろあるんだから。よそへ行くなら、それらの費用を払ってからにしてもらわないと」

などという言いがかりをつける会社もあるので、気を付けておくに越したことはありません。メールは、電話で伝えた後に追加の記録として送っておくといいでしょう。会社側が「聞いてない!」とは言いにくくなります。

最も避けるべきなのが、会社との連絡を絶って音信不通になることです。普通の会社であっても、その後の事務処理や追加採用の計画にも関わることなので、本命への内定が決まったら気軽に連絡をして欲しいと思います。

内定辞退をしそうな人はすでに予想している

もちろん、面接の時は「御社が第一志望です!」と満面の笑顔で言ってくれていたのに、あっさりと辞退されると、採用業務に携わり始めた頃は「あれはウソだったのか…?」と悲しくなっていました。

しかし毎年のように経験していると、慣れてしまいます。今では面接中に「御社が第一志望です!」「内定をもらえたら必ず御社に入社します!」と言われても、どこかで冷めて見ている自分もいます。

だからこそ、内定辞退となりそうな人もある程度予測しています。心当たりがある学生から電話が来た時は、「もしかして辞退かな?」などと思いながら電話に出ます。

採用担当者はこのようにある程度は覚悟しているものですから、就活生のみなさんは自分の意思を遠慮なく伝えてもらいたいと思います。

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