トロロッソは、夏休み明けのF1ベルギーGPからドライバーエイドが制限されることに備え、マニュアルスタートのテストを行った。
今季、新人のマックス・フェルスタッペンとカルロス・サインツJr.を起用するトロロッソは、先週、今年2回目となるフィルミング走行をイタリアのイモラ・サーキットで実施し、フェルスタッペンがSTR10のステアリングを握った。
彼は、一日の大半をピットレーンでのスタート練習に費やしていたと、Motorsport.comが伝えている。
今月はじめ、F1ストラテジーグループは、ドライバーへの援助と指導への制限をさらに厳格にすることで合意し、スタート手順に関する新規則をベルギーGPから導入することを発表した。
スパから導入される規則では、ドライバーが適切なクラッチのセットアップを見つける際にアシストを得られないよう、ピットレーンがオープンになった後、初めてマシンがガレージを離れてから決勝スタート後までは、クラッチのバイトポイントが変更できなくなる。
また、ルコネサンスラップあるいはフォーメイションラップ中のチームからドライバーへの無線内容は安全上重要な問題に制限される。
つまり、これまでのように決勝スタートまでの過程の中でエンジニアからスタートに関するアドバイスをドライバーに与えることができなくなる。