DTMドイツツーリングカー選手権は1日、レッドブルリンクで第9戦の決勝レースが行われ、エドアルド・モルタラ(アウディRS5 DTM)がポール・トゥ・ウインを飾った。一方、ここまでポイントランキング首位を守っていたジェイミー・グリーン(アウディRS5 DTM)は、オープニングラップで首位を奪うものの、トラブルによってリタイア。ランキングでは4位まで後退している。
モルタラはこの週末、2度のプラクティスでともにトップタイムをマークするとともに、予選でもポールポジションを獲得。フロントロウにはグリーンが並び、ウェーレイン、ポール・ディ・レスタ(メルセデスAMG C63 DTM)、アウグスト・ファーフス(BMW M4 DTM)と続いた。
土曜日のレースは40分間で争われ、タイヤ交換の義務はない。スタートでは、グリーンがホールショットを奪うも、2周目にはギヤシャフトにトラブルを抱えてスローダウンし、ピットイン。そのままリタイアとなってしまう。
これによりモルタラが再び首位に復帰。すぐに後続に対して2秒ほどの差を築き上げると、その後3秒ほどまでリードを拡大し、最後までポジションをキープ。29周を走りきり、キャリア3勝目を挙げた。
序盤にディ・レスタにパッシングを許すも、その後ポジションを奪い返したウェーレインが2位に。3位にはディ・レスタが入り、4位はクリスチャン・ビエトリス(メルセデスAMG C63 DTM)、5位にマティアス・エクストローム(アウディRS5 DTM)、そして6位のファーフスがBMW陣営の最上位となっている。
チャンピオンシップでは、今季3度目の表彰台を獲得したウェーレインがポイントを94まで伸ばし、全18戦の今季を折り返した段階でランキング首位に浮上。一方、序盤に3勝を挙げここまで首位を守ってきたグリーンは、3戦連続でノーポイントに。これにより、エクストローム、そしてモルタラの先行を許し、81ポイントでランキング4位まで後退している。
DTMは2日にも引き続き第10戦の予選・決勝が行われる。日曜日のレースは60分間(タイヤ交換義務付け)で行われる。