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Sexy Zoneマリウス葉の忙しい夏ーー成長し続ける若き才能のポテンシャルとは

2015年08月02日 07:21  リアルサウンド

リアルサウンド

 Sexy Zoneのマリウス葉が、忙しい夏を迎えている。今年も、ジャニーズJr.が出演するバラエティ番組『ガムシャラ!』のコラボレーション企画『ガムシャラ! サマーステーション』に出演。昨年、同公演を座長としてひと夏走りきり、大きな成長を遂げただけあって、今年の活躍には安定感がある。


参考:Sexy Zoneの新作は“キラキララ”感が足りない? 矢野利裕が音楽的見地から考察


 そして、7月29日にオンエアされた『FNSうたの夏まつり』も、直前まで六本木・EXシアターで2公演に出演してから、代々木での生放送へ駆けつけるというハードなスケジュールをこなした。一方、ジャニーズWebに連載してるSexy Zoneメンバーによるブログ『薔薇色の日々』では、「車の中でそうちゃんと僕は寝ちゃいました!でもFNSのステージに立って大勢のお客さんにびっくりマリウスしちゃって一瞬で目が覚めた!笑」という15歳らしいコメントも披露している。


 現在、Sexy Zoneが佐藤勝利、中島健人、菊池風磨の3人をメインとした新曲リリースが続いているため、マリウスと松島聡が今後どのようなポジションになるのかとファンの心はいつも揺さぶられている。だが、そんな心配を吹き飛ばすように、マリウスと松島は明るく笑顔で自分のパフォーマンスを披露し続けている。どんな状況でもブレずに、目の前にある仕事に向き合い、経験値を高めているのだ。だからこそ、先日のFNSを見た視聴者からはツイッターで「ダンスがうまくなった」という声が上がったし、「かわいいマリウスからかっこいいマリウスになった」と、その成長に驚く声も多く見られたのだろう。


 小さいころから、宝塚に憧れを抱いていたというマリウス。母親が宝塚歌劇団に所属していたため、自然と舞台に立つという道を目指したのだという。しかし、男子は宝塚に入れないという事情を知り、ジャニーズの門戸を叩くことになった。だからこそマリウスには、どこかこれまでのジャニーズアイドルの枠を超えた魅力を感じるのではないか。


 マリウスの独特の存在感には、他の人には変えられない何かがある。ドラマ『コドモ警察』やミュージカル舞台『不思議の国のハローキティ』の声優など、個人の活動も途切れることがないのは、その存在感を認められている証だろう。また、バラエティ番組に出れば、お笑い芸人を脱帽させるほどの天然ぶりで笑いを誘うバイタリティも見せている。


 もしかしたら彼は、無意識に日本の「アイドル」という概念にとらわれず、世界に通用する「エンターテイナー」を目指しているのではないか。ドイツ語、日本語、英語を話せるマリウスにとって、それは決して遠い世界の話ではないだろう。ハリウッドデビューやブロードウェイでの活躍にも手を伸ばせば、実現できるポテンシャルを持ち合わせているのだから。


 当時11歳、ジャニーズ事務所における史上最年少デビューしたマリウスにとって、成長の可能性は無限大だ。9月12日より舞台『DREAM BOYS』では、中山優馬と菊池風磨が演じる役どころに挟まれて、苦悩するという難しいポジションに挑戦している。そこでは、どんな新たな表情を見せてくれるのか、大いに楽しみだ。マリウスの忙しい夏はまだまだ続く。(佐藤結衣)