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反LGBTのロシア議員、ナイキのレインボー色ラインの販売禁止を要求

2015年08月01日 09:01  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

「Be True」2015年夏コレクション Image by: NIKE
ロシアの保守派議員が、「ナイキ(NIKE)」から発売されたBe Trueコレクションのロシア国内での販売禁止を要求している。議員は、2013年にロシアで制定された同性愛プロパガンダ禁止法に、LGBTを象徴するレインボーカラーがテーマ色の同商品が抵触すると主張した。

ナイキLGBTラインに露議員が反発の画像を拡大

 「ナイキ」のBe Trueコレクションは、「LGBTコミュニティ×スポーツ」をコンセプトに2012年から販売されている。同性愛プロパガンダ禁止法は、同性愛の思想を広めた個人や団体に対し罰金などの処罰が科せられる法律で、議員はロシアの日刊紙イズベスチアに対して「ナイキは広告の影響を受けやすいティーンエイジャーに向け『歪んだ価値観』を押し付けようとしていて危険」と主張を展開。これに対してナイキ・ロシアは「ナイキは性的指向、性別、国籍、年齢による差別を容認することはせず、社会や文化の多様性をサポートします」と声明を発表している。