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中村政人の10年ぶり個展『明るい絶望』、90年代前半のアートシーンを考察

2015年07月31日 20:50  CINRA.NET

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『中村政人 個展「明るい絶望」』メインビジュアル
中村政人の個展『中村政人 個展「明るい絶望」 中村と村上展 / ザ・ギンブラート / 新宿少年アート / 秋葉原TV / カンダダ / アーツ千代田3331 / トランスアーツトーキョー』が、10月10日から東京・秋葉原の3331 Arts Chiyodaで開催される。

1963年生まれの中村政人は、美術と社会の関わりをテーマにプロジェクトを進めるアーティスト。『第49回ヴェネチア・ビエンナーレ』に参加しているほか、1998年からアーティストイニシアティブ「コマンドN」を主宰。2010年に複合アート施設3331 Arts Chiyodaを立ち上げた。現在は東京芸術大学美術学部の准教授を務めている。

同展は、中村にとって10年ぶりの個展。1989年から1994年にかけて韓国と日本で撮影された約700枚の写真作品に加え、新作のインスタレーション、アートプロジェクトの映像資料などが展示される。写真作品は中村がフィルムで撮影した約4万枚の中から選ばれており、当時の留学先である韓国のアトリエ風景や、90年代のアートシーンを牽引した同時代のアーティストや批評家、キュレーターたちの表情を捉えているという。