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ウイリアムズ「原因不明の遅さ」への対策急ぐ

2015年07月31日 18:00  AUTOSPORT web

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2015年ハンガリーGP フェリペ・マッサ(ウイリアムズ)
ウイリアムズのフェリペ・マッサはハンガリーGPでなぜ全く速さを発揮できなかったのか分からないと語った。チームはコースとの相性だけの問題ではないと考え、原因究明を急ぐと述べている。

 マッサとバルテリ・ボッタスは、イギリスGPでは一時表彰台を争う速さを見せたものの、ハンガリーでは12位と13位でフィニッシュと入賞圏内にも入れなかった。

「ペースがものすごく悪かった」とマッサ。
「理由は分からない。特に僕が遅かった。プライムタイヤでトラフィックの中で走っていたからだ。まともに走れない状態だった。マシンの全体的なグリップがなくなっているようだった」
「オプションタイヤを履いて走った最後のスティントが一番よかったと思う。それでも特別速さはなかった」
「ペースがなく、全くうまくいかなかった」


 ウイリアムズのマシンはハンガロリンクとの相性がよくないことは分かっていたものの、予選で6位と8位からスタートしながら決勝でパフォーマンスが低下、2台そろってポイント圏外で終わったことに、ヘッド・オブ・ビークルパフォーマンスのロブ・スメドレーは懸念を示している。

「トラックレイアウトや低速であることが原因としてそのことだけを考えるべきではないと思う。このサーキットとの相性がよくないことは分かっていたが、週末を通して日曜が特に悪かった。それまではそれほどでもなかったのに」とスメドレーは述べている。
「何が悪かったのか分析し理解しなければならない」
「温度が下がったために、コアの温度、バルク温度が下がり、タイヤの表面がダメージを負い、グレイニングが促進された──そういうことが起きていたのかどうかを調べる」

 マッサはウイリアムズの低迷は1戦のみのもので、次のベルギーでは持ち直せると期待している。

「(今回だけのことだと)100パーセント確信している」とマッサ。
「毎戦こんなことが起こるはずがないよ。前のレース(イギリス)ではすごく強かった。表彰台どころか優勝争いができたんだ」
「ただ(今回の不振の原因を)理解する必要がある。今後も低速サーキットがあるからね。シンガポールのような」
「できるだけ優れた競争力を発揮するために全力を尽くさなければならない。でもこれから相性がいいサーキットはたくさんあるし、問題はないだろう」