トップへ

中村政人の10年ぶり個展「明るい絶望」アーツ千代田 3331で開催

2015年07月31日 12:32  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

街灯と鳩よけ 1999 年 鶴橋 ©Masato Nakamura
「美術と社会」「美術と教育」との関わりをテーマに様々なアートプロジェクトを進めるアーティスト中村政人が、10年ぶりの個展「明るい絶望」をアーツ千代田 3331で開催する。1989~94年に韓国と日本で撮影した約700点の写真作品と、最新作となるインスタレーションを発表する。会期は10月10日~11月23日。

中村政人の10年ぶり個展「明るい絶望」の画像を拡大

 タイトルの「明るい絶望」は「全ての存在を受け止め、その自らの因果律を逸脱させる力」という意味を含んでいるといい、会場には「中村と村上展」「ザ・ギンブラート」「新宿少年アート」など90年代前半のアートプロジェクトの様子、日常的な都市空間の情景などに着想した写真作品を展示。また、最新のインスタレーションは、アートと社会の関係を問う批評精神に根ざした2シリーズを展開し、中村政人の実家の飾り棚に置かれていた民芸品(人形)を等身大に立体作品化したものと、自動車の車体を製造する技術を使いた絵画的な作品を紹介する。
 中村政人は1963年生まれ。東京藝術大学絵画科准教授。2010年6月に「アーツ千代田 3331」を立ち上げ、2011年から震災復興支援「わわプロジェクト」、2012年からは東京・神田を舞台にした「トランスアーツトーキョー」も推進している。
■中村政人 個展「明るい絶望」中村と村上展 / ザ・ギンブラート / 新宿少年アート / 秋葉原 TV / カンダダ / アーツ千代田 3331 / トランスアーツトーキョー会期:2015年10月10日(土)~11月23日(月・祝) 会期中無休開場時間:12:00-20:00 ※入館は閉館時間の30分前まで会場:3331 Arts Chiyoda 1F メインギャラリー(東京都千代田区外神田 6丁目11-14)入場料:一般 800円/大学生・専門学校生・65 歳以上 700円/ペアチケット 1,300円※千代田区民、高校生以下、障がい者およびその同伴者 無料※トークイベントは別途参加料が必要特設サイト