3DCG映画『ルドルフとイッパイアッテナ』が、2016年夏に公開される。
同作は、1987年に初刊が刊行された斉藤洋による絵本シリーズをもとにした作品。原作は、2012年に約10年ぶりとなる新刊『ルドルフとスノーホワイト』が発表され、これまでのシリーズ累計発行部数は90万部以上を記録している。
物語の主人公は、飼い主と離ればなれになり、東京に来た小さな黒猫・ルドルフ。町で出会ったボス猫・イッパイアッテナと共に野良猫として生きることになったルドルフの成長や友情が描かれる。
世間知らずな幼いルドルフの声を演じるのは井上真央。町を牛耳る大きなトラ猫で、ある秘密を抱えるイッパイアッテナの声を鈴木亮平が演じる。2人はセリフだけでなく、猫の鳴き声の演技にも挑戦するという。
監督を務めるのは、アニメ『ポケットモンスター』シリーズで知られる湯山邦彦と、アメリカをはじめとする国々で放送された3DCGアニメ『パックワールド』の監督として知られ、現在はロサンゼルスを拠点に活動する榊原幹典。脚本は『妖怪ウォッチ』シリーズなどの加藤陽一、制作は『ポケットモンスター』シリーズ、『妖怪ウォッチ』シリーズなどを手掛けたOLM、OLM DigitalとSprite Animation Studiosが担当する。
■井上真央のコメント
ルドルフと同じように、私も新たな世界を冒険してみようと思います。
猫の視点から描かれる友情はとても可愛いらしく、また一歩、踏み出す勇気をもらえそうです。
子供たちはもちろん、大人も楽しめる作品なので、私も精一杯頑張ります。
■鈴木亮平のコメント
原作を読ませていただき、子供が楽しめるストーリーの中に、学ぶことの面白さ、広い世界を見ることの素晴らしさなど、大人もハッとするようなテーマを盛り込んだこの作品にとても感銘を受けました。
一見乱暴者に見えて、実は思慮深く心優しいイッパイアッテナ。
そんな彼を演じさせていただくことになり、今とても興奮しています。
声優は初めての挑戦になりますが、原作のイメージを大切にしつつ、イッパイアッテナが鈴木亮平で良かったと言っていただけるよう体当たりで挑みたいと思います。