「マツコ&有吉の怒り新党」(テレビ朝日系)7月29日の放送では、「スイカの種を気にしてチマチマ食べる男に腹が立つ。男なら豪快にかぶりつくべきでは?」という視聴者からのメールが紹介された。
しかし開口一番、有吉が言い放ったのはメール内容についてではなく、この投稿者の「66歳・無職」という肩書きだった。
「66歳ってことは、多分、定年してるんでしょ? 66歳で定年したら、肩書『無職』って書かなきゃいけないのイヤだろうね」
代替案に「成功者」「隠居」「職務を全うした方」
これにはマツコも激しく同意。
「それはそうだね。違う呼び方をつけるべきだよね」
「今まで頑張って働いてきて、リタイアしたあとに『無職』はねぇ」
「23歳なら『無職』だよ。こういうカテゴリーってなんか乱暴」
確かに今まで真面目に頑張って働いてきたのに、定年退職した途端に肩書きが「無職」になるって、けっこう切ない。番組を見た視聴者からも、有吉やマツコと同じように「違和感を感じる」と共感する声が多く寄せられた。
「うんうん、退職されたような年齢の方は『65歳・無職』とかやめようよ、マジメに」
「マツコ!有吉!良いこと言った!長年頑張った定年退職者と長年ニートしてた人間を同じ『無職』とした肩書きにはアタシも怒るわ!」
うーん、「ニート」をそこまで貶めなくてもいいとは思うが。では、定年退職後の肩書きは、何とするべきか? 有吉とマツコはこんなやりとりをした。
「何て言ったらいい?」(マツコ)
「まぁ『成功者』とかさ(ニヤリ)」(有吉)
「『職務を全うした方』とかね。長くなってもいいから、ちゃんと丁寧に分けよう、そこは」(マツコ)
「『隠居』とかね。なんかいろいろ言い方があるでしょ」(有吉)
ネットには「年齢と名前だけでいい」という人も
「成功者」は人によるから何とも言えないが、「隠居」も年寄り臭くて反対が多そうだ。「年金生活者」もしっくりこないし、やはり無難なのは「元会社員」あたりか?
ネットには「名誉市民」「勤労満了者」などの案が上がっていた。中には「年齢と名前だけでいい」という人も。確かに、職業が何だってコメントには関係ないじゃないかという場合も多い。なぜ人は職業にそんなにこだわるのだろう。
ちなみに、本題のメール内容の「スイカ」についてだが、有吉、マツコ一致で「食べにくいスイカが悪い」「志村けんのスイカの豪快食べは凄い」という意見で締められた。
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