3部作で公開される劇場版アニメ『亜人』の声優陣が発表された。
2012年から『good!アフタヌーン』に連載されている桜井画門の同名漫画をもとにした同作。交通事故で死亡した直後に謎の蘇生を果たし、国内で3例目となる不死の新人類「亜人」であることが判明した高校生の永井圭を主人公に、亜人と彼らを追う警察や亜人管理委員会の戦いを描く。
主人公の圭を演じるのは宮野真守。さらに、圭の友人・海斗を細谷佳正、亜人管理委員会の責任者・戸崎を櫻井孝宏が演じるほか、圭に接触を図る佐藤役に大塚芳忠、戸崎の秘書兼ボディーガードの下村泉役に小松未可子、佐藤と行動を共にする田中功次役に平川大輔、圭の妹・永井慧理子役に洲崎綾、亜人研究の第1人者である生物物理学者のオグラ・イクヤ役に木下浩之がキャスティングされている。
あわせて第1部の公開時期が11月になることも判明。サブタイトルは「衝動」となる。また、映画の第2弾映像も公開されている。
■宮野真守のコメント
オーディションのお話をいただいてから、原作を読ませていただきました。斬新過ぎる設定と、衝撃的な物語の展開に、ただただ圧倒されて…気がつけば、夢中で読み終えてしまっていました。自分にとって大きなチャレンジになるし、絶対にこの役がやりたいと、気合いを入れてオーディションに臨んだので、「永井圭」に決めていただけて、本当に幸せです。僕の全力をもって、永井圭を「生きて」いきたいと思います。圧倒的なストーリーと、最新技術を取り入れたビジュアルで、今までに見たことのないアニメーションを、みなさまにお届けできるよう、スタッフそしてキャスト一同、全力で制作に臨んでおります!是非、ご期待下さい!
■細谷佳正のコメント
原作を読ませて頂いた時に、ハリウッド映画のようなスケールの大きさを感じました。収録はプレスコで行われていて、台本のト書きから演者陣は想像し、演出陣はその芝居を調整し、関わる皆さんが試行錯誤しながら作っています。その一体となった空気感がとても楽しいです。どのような出来上がりになるのかまだ想像出来ませんが、とにかく規模の大きい作品になるのだろうなと、現場の雰囲気を見て感じています。ご期待下さい!
■大塚芳忠のコメント
佐藤を演じさせて頂き、一言でいうと「面白い」、と思いました。セリフを喋っていてワクワクします。静かで徹底的に残酷で爬虫類でも演じているようでした。あっという間に思ってもみない方向に変化していくストーリー展開の早さに注目です!まず怖い。ストーリーもキャストの喋りも。どこまでも続く狂気を楽しんで頂けたらと思います!!
■櫻井孝宏のコメント
「亜人」の感覚はとても不思議です。痛さ、怖さ、重さ、どれもが自分の知っているそれと違いました。死ななくなるのは、生きていると言えるのか。らしくなく、哲学チックな考えを巡らしたくなる作品です。映像世界から黒い塊が飛び出してくるような、そんな臨場感を味わってください。
■小松未可子のコメント
下村泉を演じます、小松未可子です。亜人であることはいけないことなのか。亜人はどのように生きて行けばよいのだろうか。人それぞれが違う人生を歩むように、亜人も一人として同じ境遇の者はいない。そんな彼らの戦いを、キャスト陣は臨場感溢れるお芝居で取り組んでいます!話が進むにつれて…主人公・永井圭はいったいどうなるのでしょう…!楽しみです!
■平川大輔のコメント
原作をたまたま先に読ませて頂いていました。読み始めてすぐに、画から伝わってくる圧倒的なパワーと、この先どうなるのか予想がつかないストーリーにグイグイ魅き込まれ、「これはスゴイ作品だぞ!もしもアニメ化されるなら是非携わらせていただきたいなぁ」と思っていたので、それが実現してとても嬉しいです。監督から最初に伺った、田中の「兵士は殺人鬼ではない」という部分も表現出来るように、精一杯取り組ませていただきたいと思います。よろしくお願いします!
■洲崎綾のコメント
永井慧理子の声を演じさせていただく、洲崎綾です。原作の世界観にぐいぐい引き込まれ、ハラハラしながら一気に最新刊まで読んでしまいました。プレスコ方式で録っているので、キャストの皆さんの息遣いが感じられる、臨場感溢れる仕上がりになるのではと思います。私自身完成版を見るのが楽しみで仕方ありません。どうぞ、ご期待ください!!
■木下浩之のコメント
決して死なない新種の人類「亜人」。人間は誰しもいつか死を迎えるから自分の一生を全うしようとする。死への恐怖があるから今を懸命に生きようとする。人間が作りあげた文化も宗教も道徳も全て死を意識している。その死から解放された亜人とは一体どんな人間なのか、そして他の人類は亜人にどう対処してゆくのか……。亜人対人類の壮大なドラマが展開されていきます。ご期待ください。