映画『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』から新たな映像が公開された。
映像では、人間を凌駕する力を持つスーパーマンが、バットモービルを手でこじ開けてバットマンと対峙するシーンや、空を飛びながら目から光線を出す場面、バットマンがスーパーマンを上から踏みつける様子など、スーパーマンとバットマンの対決シーンが初公開されている。さらに、強大すぎる力を恐れた人類から「偽の神」と揶揄されるスーパーマンが議会に招聘される場面や、ジェシー・アイゼンバーグ演じるレックス・ルーサー、ガル・ガドット演じるワンダーウーマンの姿も確認できる。
2016年3月から公開される『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』は、「異星人」として人類の脅威とみなされたスーパーマンと、天才的な頭脳と極限まで鍛えあげた肉体を持つ「人類」であるバットマンの戦いを描いた作品。バットマン役をベン・アフレック、スーパーマン役をヘンリー・カビルが演じる。監督は、『マン・オブ・スティール』のザック・スナイダー、制作総指揮をクリストファー・ノーランが担当している。
■ザック・スナイダー監督のコメント
長年の夢が叶ったよ。なんたってバットマンとスーパーマンだ。これ以上のことはないよ。このキャストで組めたのは最高だったね。本当に光栄なことだよ。スーパーマンとバットマンの対決は、コミックで描かれている。中でも一番気に入っているコミックは「バットマン:ダークナイト・リターンズ」なんだ。映画の中でもオマージュを盛り込んでいる。天才的な作品だし、描いたフランク・ミラーも天才だという僕なりのメッセージなんだ。ただ、ストーリーはその原作をなぞっているわけではない。脚本は『アルゴ』を手掛けたクリス・テリオで、素晴らしい才能の持ち主だ。バットマンとスーパーマンの対決の必然性を、どう作りあげるかということについて、クリスとよく話し合った。もしかしたら今後は他のキャラクター達とも大々的な対決が待ち受けているのかもしれないね(笑)。
■ベン・アフレックのコメント
過去にバットマンを演じた名優たちを気にしていたらこの仕事を引き受けることはできなかったよ。なんたってティム・バートン監督、ヴァル・キルマー、ジョージ・クルーニー、クリスチャン・ベールが手掛けてきたキャラクターだ。ザックに「本当に僕でいいのか?」と念を押したのだけど、「僕が思い描いているバットマン像にピッタリなんだ。僕が想像しているバットマンは年を食っていて、そろそろ限界が来ていて、燃え尽きてしまった男なんだ」と言われたよ(笑)。監督はバットマン像を作るにあたり、しっかりとリードしてくれ、お陰で僕にも想像できなかったようなバットマンが出来上がったよ。
■ヘンリー・カビルのコメント
スーパーマンはクリストファー・リーヴが本当に素晴らしかったので、それを真似るのはあまりにも危険すぎた。だから『マン・オブ・スティール』と同じように、コミック原作を元にキャラクターを築き上げていったんだ。そして『マン・オブ・スティール』で描いているスーパーマンに忠実でいようとした。