2015年07月29日 16:11 弁護士ドットコム
村山富市元首相が7月29日、東京・有楽町の外国特派員協会で記者会見を開いた。91歳になる村山元首相は、安保法案をめぐる政府の対応について、「現状に対する国民の怒りは当然だ」「生きる限り、声を大にして叫ぶ必要がある」と反対の姿勢を訴えた。
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村山元首相は、安保法案をめぐる議論について、「憲法改正ができないから、解釈を変えようとして、国民から反撃を受けている」との見方を示した。
さらに、「北朝鮮が核を持っていて、中国がどんどん(軍事)拡大して、ベトナムやフィリピンが脅威に感じて不穏な状態にあると言われるが、そういう危機を醸し出すと戦争につながっていく」として、「話し合いで解決して問題を未然に防ぐことが大切だ。平和憲法は大切だ」と語気を強めた。
(弁護士ドットコムニュース)