キミ・ライコネンの来季の去就に注目が集まるなか、フェラーリのチームプリンシパル、マウリツィオ・アリバベーネが、今は2016年のドライバーラインナップのことよりもマシン開発に集中しており、決断を下すのはもう少し先になると述べた。
フェラーリはライコネンとの来年のオプション契約を有しておりそれを行使するための期限は7月31日だという報道もある。そのためライコネンが残留するのかどうか、フェラーリの決断への関心が高まっているが、アリバベーネは当分ドライバーの契約ではなくマシンを向上させることに集中したいと述べた。ハンガリーでセバスチャン・ベッテルはフェラーリに今季2勝目をもたらした。
「今はマシンに集中しようとしている。ドライバーに関しては(もっと後に)協議する時間がある」とアリバベーネはコメントしている。
ハンガリー後のサマーブレーク中には契約問題について検討するつもりはないとアリバベーネは述べている。
「夏には休暇期間がある。何かを決定したり、働いたり、考えたりする時ではない。泳いだり、山登りをしたり、マウンテンバイクに乗ったりするべき時なのだ。そうでなければ休みではない。仕事になってしまう」
ハンガリーの決勝後に将来について聞かれたライコネンは「僕が決めることじゃない。彼ら(チーム)の決断にかかっている。彼らが望むようにするだろう」と答えたとSky Sports F1が伝えている。
フェラーリはウイリアムズに対して、バルテリ・ボッタスの来季契約を買い取ることが可能かどうか打診したと言われており、すでに合意に達したとの報道もある。しかしボッタスとフェラーリが直接話をする段階には至っていないとSky Sportsは報じている。
ボッタスが移籍した場合の後任候補のひとりは、現在マクラーレン・ホンダに所属するジェンソン・バトンであると考えられているが、バトンは来季の契約については今は考えていないと述べている。