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アジアン隅田、「ブスいじり」のせいでTV出演休止!? 足りないのは「開き直り」じゃないか

2015年07月26日 00:40  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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「ブスいじりのせいで、結婚ができない!」――そんな理由で、アジアンの隅田美保がテレビ出演を休止しているそうだ。

「芸人」である以上は人を笑わせてナンボで、「ブス」「ブサイク」というキャラがあるだけ得しているじゃないかと思うが、本人はブサイクいじりされる度にいちいち傷ついてきたわけで、おいしいとは思えなかったわけだ。(文:みゆくらけん)

39歳という年齢で焦る気持ちも分かるけど

同じ女としてブサイク扱いされるのがキツいのは理解できるし、39という年齢的にも結婚に焦る気持ちもわかる。でも、彼女が結婚できない(モテない)のは、本当に「ブサイクキャラ」のせいだろうか?

隅田が本当にブサイクかどうかは別として、他の女芸人でもいわゆる「ブサイクキャラ」の人は多数いる。山田花子もそうだし、森三中、ニッチェなんかもその路線だ。

しかし黒沢を除く森三中の二人と山田花子は結婚しているし、ニッチェの江上敬子も最近婚約した。「ブサイクいじりのせいで結婚できない」という隅田の主張は、ちょっと違う気がしてしまう。

では、隅田がモテないのには、どんな理由があるのか? それは「ブサイクキャラ」の自分を受け入れられないというところにあるような気がしてならない。

例えば7月6日の「月曜から夜ふかし」(日本テレビ系)には、一般人の「クソ出っ歯」さんが出演していた。彼女は誰がどう見ても出っ歯であるが、そのことがコンプレックスにはなっていない。

「クソ出っ歯」というあだ名で呼ばれる彼女は、語学留学先のメルボルンでも、友達や先生から「Buck Teeth(出っ歯)」と呼ばれていた。

マツコも絶賛した「クソ出っ歯さん」を見習え

「外国人から見ても出てるみたいですね」と笑うサービス精神旺盛な彼女にしてみれば、出っ歯は人とのコミュニケーションを円滑にしてくれる自分の大切な個性。自分が受け入れ、ネタにして晒していくことでまわりが笑ってくれるのがうれしい、という具合だ。

「人生明るいです。(歯が)出てて悪かったことってくっ付くとかありますけど、それ以上に良かったことが多い。(歯が)乾いたら舐めればいいだけの話」

そんな風に明るく話す彼女を、マツコ・デラックスは「すっごい! この子すっごいわ! マネージャーにしたい」と絶賛し、村上信五も「見習わないとアカンとこいっぱいあるよ、彼女から」と感心していた。ネットでも彼女の「人間力」に絶賛の嵐だ。

「本気で尊敬した…あんなに素敵な人がいるんだね」
「生き方がかっこ良すぎてしばらく感動してた…。自分が恥ずかしい」
「クソ出っ歯と過ごせたら人生明るく楽しく安泰な感じするもん。なにがあってもこいつとなら乗り越えられる…!みたいな感じするもん」

中には「クソ出っ歯さんって、呼びたくないんです。本当に。あなたが、とても素敵な人だから。それで、悩んでいます。本気です! 本当にファンです!」と虜になった人もいた。

現実を受け入れて明るく生きることが魅力的かも

もし彼女が出っ歯をコンプレックスとし、「そのせいで彼氏ができない」と愚痴っていたら、こんな素敵な女性には見えていない。コンプレックスであろうが武器としてとらえようが、出っ歯は出っ歯なのである。だったら彼女のような明るい生き方が魅力的だ。

隅田の「ブサイクキャラ」も有効に活用できるはずなのだ。芸人としての武器になるのは間違いないし、女としてもマイナスイメージばかりではないはずだ。「ブサイクキャラ」を受け入れ、徹底し、笑いに変えてまわりを楽しませる「女・隅田美保」に男前な魅力を感じ、惚れる男だっているはずだ。隅田に「クソ出っ歯さん」を見てほしい。

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