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知っておきたいアートの話題スポット6選

2015年07月25日 00:02  オズモール

オズモール

写真
現代美術ギャラリーが複数入居し、「アートの最前線」とも呼ばれていた倉庫ビル「清澄白河ギャラリーコンプレックス」。施設の閉鎖にともない、「ShugoArts(シュウゴアーツ)」や「小山登美夫ギャラリー」など、人気ギャラリーがそれぞれ新天地へお引っ越し。拡大する東京のアートスポットをチェックして。

写真)三嶋りつ惠「百年後―未完の考古学」展示風景 2008, シュウゴアーツ copyright the artist courtesy ShugoArts photo by Seiichi Nakamura

◆「ShugoArts」が9月に移転。アートスポットへ進化する三宿から目が離せない!


国際的に評価の高い森村泰昌からリー・キットなどの海外作家まで、幅広い作家が所属する「ShugoArts(シュウゴアーツ)」は三宿に移転を予定。

「新ギャラリーのコンセプトは“ウィークエンドギャラリー”。展示も行うカフェ『SUNDAY(サンデイ)』と週末限定ギャラリーの『CAPSULE(カプセル)』が隣り合う場所に移転することで、より刺激的な場所になれば」とオーナーの佐谷周吾さん。9月13日(日)からのオープニング展は両隣とのコラボも決定しているとか。

写真の「SUNDAY」は、「現代美術コレクターの自宅」がコンセプトのカフェ。開放感ある店内で、くつろぎながらアートを鑑賞できる。日替わりランチはパスタやラムチョップなど5種類を用意。7月18日(土)~8月30日(日)は嵯峨篤、柴田健治、富田直樹の作品を展示。

◆ふたつの人気ギャラリーが千駄ヶ谷へ!


村上隆や奈良美智などの現代美術アーティストを見いだし、海外のアートフェアにも積極的に参加している「小山登美夫ギャラリー」(写真上)。国内作家を世界へ紹介することにも力を入れている、日本の現代美術ギャラリーの先駆け的存在の同ギャラリーが、千駄ヶ谷へ移転した。

空間デザインは、海外でも活躍する建築家・石田建太朗氏が担当。階段を下りた先には自然光あふれるアート空間が広がる。7月22日(水)~9月5日(土)の期間は、ジェイムズ・キャッスル、菅木志雄、三宅信太郎などの作品を展示。

そして、日本を代表する写真家・荒木経惟、森山大道など、基本を写真(グラフィック)に置きながら、新進気鋭の国内外の作家まで幅広く扱う「タカ・イシイギャラリー」(写真下)も、「小山登美夫ギャラリー」と同じビル&フロアに移転! 

大きな窓をしつらえた明るい空間で、ゆっくりと作品を鑑賞することができる。現在は、3年ぶりの展覧会となる美術作家・木村友紀展が開催中(8月1日<土>まで)。



◆ニューオープンのギャラリーも要チェック!


デザインやアートディレクションを手がけるアジールがディレクションを行う「SOBO(ソーボー)」(写真上)は、6月に神保町にオープンしたばかりのオルタナティブギャラリー。月2回、イラストレーターや写真家、プログラマーなどによる展示を実施。7月はイラストレーター岡村優太の個展と、プログラマーucnvの企画展を開催する。

清澄白河の「gift_lab GARAGE(ギフト_ラボガレージ)」(写真下)は、新潟県十日町市のカフェ兼宿泊施設「山ノ家Cafe&Dormitory」を手がけるデザインユニット「gift_」の東京での活動拠点として生まれた。カフェやショップのほか、ギャラリーやイベントスペースなどの顔も併せ持つ。不定期で開催されるイベントは、ライブやトークイベントなど種類も多彩!