いつかは結婚したい―でも、いつがいいか分からないという人もいるのではないだろうか。ある調査では、男女300人に結婚を意識し始めた時期を聞いたところ、仕事に慣れ始め、金銭的にも余裕が出てくる「社会人5年目」が最多だった。
そんな中、ある男性が、社会人1年目の23歳で結婚したことをブログに書いて話題になっている。色々と大変そうに思えるが、男性は早く結婚したことにより上司からの評価があがったのだという。
「結婚している人=会社辞めない」と思われる
一体どういうことなのか。まず、結婚しているということは周囲から見ると、「人生を賭けてこいつを信頼している人が存在する」ということに繋がり、社会的な信用がアップする。
さらに、社会人1年目で若くして結婚となると、相手とは学生時代から付き合っていたことになるため、「まじめで一途で律儀な男」というイメージが付くという。
そして、結婚をしていると身軽な独身者と違い「会社を辞めない」と思われる。上司からすると会社を辞めるリスクのない部下は安心して仕事を任せられる存在だ。将来の中核社員になることも期待され、大事にしてもらえるのだという。
最近は新卒で入社しても数年で辞める若者が少なくないが、男性は「『既婚者は会社を辞めない』ってイメージは根深く残っている気がします」と書いている。
「早婚で評価されるのは男性だけ」という指摘も
結婚しているということだけで評価されるのは少し不思議な気もするが、ネットでは男性の説に賛同する声があがった。
「これはマジで、結婚してるってだけで真っ当な人間として評価されるからすごいんだよ」
「結婚のタイミングは人それぞれだが、早い方が印象が良いってのは確かだな」
中途採用に関わっていたという人は、「家族という人質がいるから簡単に逃げない」と既婚者を採用する理由をあげていた。良し悪しは別として、結婚していると会社側に信頼される、というのはありそうだ。理不尽なことがあっても辞めないという点では、既婚者だけでなく借金持ちも評価が高いという。
一方で、早い結婚によって上司から信頼を得られるのは男性だけだという声もあった。新卒1年目で結婚したという女性は、「『結婚している=会社辞めない』と思われるのは男だけで女は逆」と語る。
女性の場合、結婚すると会社から逆に「妊娠して産休や育休に入ってしまうのでは」「辞めるのでは」と思われる懸念があるという。周りから「子どもは?」「彼にごはん作らなきゃね」と声を掛けられるのも煩わしかったのだそうだ。
もっとも、「人を既婚か独身かで差別する会社ってブラックすぎる」という声も少なくない。結婚はあくまでプライベートなことであって、仕事の良し悪しとは関係ない。「結婚という性的な契約の有無を職場での評価に用いるのはセクシュアルハラスメント。さらにもしも性別で評価が変わるなら性差別」というコメントも寄せられていた。
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