インディカーは、走行中リアルタイムにポジションを表示するLEDパネルを次戦ミド・オハイオから車両に取り付けることを発表した。
8×7インチの大きさに厚さ3mmのパネルをコクピットカメラマウントの下に取り付けるこのLEDのポジションライトは、今季複数回テストされておりインディ500から導入するという話も出ていたが見送られていた。
インディカーの競技委員長であるデリック・ウォーカーは、「インディカーは、ベライゾン・インディカー・シリーズにおいて新しい技術の導入を約束しており、このプロジェクトは、ファンにトラック上でなにが起こっているのかより多くの理解ができるようにしてもらうためのものだ」
「映像スクリーンを見たり、順位表示塔を見ない限り、レーストラック上で何が起きているかを知るのは難しい。ポジションを表示するシステムを行うのは自然なことだったし、ファンのためになると確信しているよ」とコメント。
ほかのモータースポーツで採用しているのはスタート/フィニッシュラインで更新されるポジションライトだが、インディカーのポジションライトはコースの周りにタイミング/スコアリングラインを埋め込み、それを横切ると更新されるようだ。
また順位を表示するのはレッドライトで、ピットイン時にはピットストップ時間を9.9秒までは0.1秒単位、それ以降は1秒単位でカウントするグリーンライトが点灯。またオーバーテイクを助けるプッシュ・トゥ・パス使用時にはグリーンライトが点滅する。また、レースの開催時間によってLEDライトの明るさも調整される。