マノー・マルシャのリザーブドライバー、ファビオ・ライマーがハンガリーGPの金曜フリープラクティス1回目で走行することが発表された。
スイス出身26歳のライマーは、2013年にGP2でタイトルを獲得したものの、F1昇格は果たせず、昨年はWECおよびル・マン24時間に参戦。今年初めにはTEAM無限で全日本選手権スーパーフォーミュラに参戦することが発表されたが、その後契約が解除された。6月にマノーとリザーブドライバー契約を結んだ後、ヴァージン・レーシングからフォーミュラEにスポット参戦している。
ライマーは2011年にザウバーからF1若手ドライバーテストに参加した経験を持つ。
チームは23日、ライマーがハンガリーGPのFP1で走行することを発表した。
「ファビオをFP1で走らせることは以前から計画しており、この機会を提供するために取り組んできた」とチームプリンシパルのジョン・ブース。
「彼からフィードバックを得ること、また彼自身のパフォーマンスを評価することを楽しみにしている」
昨年マルシャで走ったジュール・ビアンキが17日に死去するという辛い出来事があったばかりだが、チームが予定どおり彼のFP1デビューを実行するという決断を下したことに、ライマーは感謝の念を表している。
「チームにとって非常に困難な週末に、予定どおりFP1に僕を出場させる決断をしてくれたことに感謝する」とライマー。
「この機会を楽しみにしている。今週末のエンジニアリングプログラムに貢献したい」
チームは、ライマーがロベルト・メリのマシンに乗る予定であることを明らかにしている。