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くるり、キュウソネコカミら共演 『MUSIC TAGS vol.3』初日公演レポート

2015年07月23日 19:40  リアルサウンド

リアルサウンド

MUSIC TAGS vol.3

 ビクターエンタテインメント内のGetting Better RecordsとSpeedstar Recordsが開催するイベント『MUSIC TAGS vol.3 ~先輩、宜しくお願い致します。~”』の初日公演が、7月22日にZepp Tokyoで行われた。同ライブには、THE BOYS&GIRLS(オープニングアクト)、キュウソネコカミ、くるりの3組が登場した。


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 オープニングアクトは、4月にメジャーデビューしたTHE BOYS&GIRLS。「北海道、札幌から来ましたTHE BOYS&GIRLSです!」というワタナベシンゴ(Vo)の挨拶からスタート。ワタナベは、キュウソネコカミやくるりと同じステージに立てる喜びを、ギターを力強くストロークしながら歌い上げた。


 THE BOYS&GIRLSが会場の熱を高めた後に登場したのは、キュウソネコカミ。1曲目に「ビビった」を演奏し、ライブ当日にリリースとなったシングル「MEGA SHAKE IT !」や「ファントムヴァイブレーション」を披露した。「DQNなりたい、40代で死にたい」では、ヤマサキ セイヤ(Vo & G)が腕を掲げながら「ヤンキーこわい」と歌う観客の中に飛び込み、観客の頭上を転がっていった。そして、「お願いシェンロン」では、ボードに乗ったヤマサキが観客の上を漂い、用意されていた“阪急電車”と書かれた段ボールで手作りされた電車が登場。ヤマサキは、この後に登場するくるりに敬意を表して「赤い電車」を熱唱した。


 トリを飾ったのは、くるり。岸田繁(Vo & G)、佐藤征史(B & Vo)と一緒に、サポートメンバーの松本大樹(G)、野崎泰弘(Key)が登場。1曲目「Time」がスタートした。アコースティックギターの柔らかなコード、温かいピアノの音色、さらにはバンジョー(松本がプレイ)も加わったサウンドが会場を瑞々しいムードに包んでいく。MCで岸田は、キュウソネコカミのライブで登場した阪急電車について触れ「造り、雑だったな。音楽はともかく、その点はまだまだだな(笑)」という言葉で会場に笑いが起きた。続けて「ブレーメン」を披露し、「Liberty&Gravity」からはmabanua(Dr)も加わった。世界中の様々な音楽のエッセンスを採り入れたくるりならではの多国籍サウンドを、会場の観客が聴き入っていた。「ロックンロール」で本編が終了すると、自ずとアンコールを求める手拍子が起こった。そして、「1曲だけやって帰るね。楽しい夏休みを過ごして」と岸田が話し、最後に「虹」が披露された。


 全曲の演奏が終了し、岸田が「ありがとね。写真撮りたいから。写真撮って解散!」と観客に呼びかけ、THE BOYS&GIRLS、キュウソネコカミのメンバーたちがステージ上に集合した。みんなで和気あいあいと並びながら記念撮影を行い、アットホームな雰囲気で『MUSIC TAGS vol.3』1日目はエンディングを迎えた。


 1日目のライブレポート全文と全ライブ写真はオフィシャルサイトに掲載中。また、本イベントに出演するORANGE RANGE、KEYTALK、キュウソネコカミ、くるりの総勢4組16名による“カメラにサイン動画”がビクターエンタテインメントの公式YouTubeにて公開されている。イベント2日目の本日は、ORANGE RANGE/KEYTALK/夜の本気ダンス(オープニングアクト)の3組が登場する。(リアルサウンド編集部)