恋人もできなかったアラサー女性が、「ワガママ」に目覚めることで「あっさり結婚できた」という話が7月22日、はてな匿名ダイアリーに投稿されて話題になっている。
長女だったこともあり、28歳まで「真面目に生きなければ、我慢しなければ」と思いながら生きてきたという投稿者。そんな中、妹2人が相次いで結婚してしまい、自身も結婚を意識するようになった。
ポイントは「男は女に頼られる事が生き甲斐」
しかし恋人すらなかなかできないため、妹2人に相談したところ、「我慢しすぎ、男はワガママな女が好き、女に頼られるのが生き甲斐」と言われた。そこで投稿者も「ワガママ」になることを実践したところ、3年後にあっさり結婚できてしまったのだそうだ。
投稿者によると、ポイントは「男は女に頼られる事が生き甲斐」という部分。女性に頼られると嬉しい男性は結構いるようで、そうした観点からすると女性は仕事を真面目にやってはいけないという。
自分で調べて自分で解決というのはもってのほかで、まずは「分からないから教えて、やって欲しい」と頼むのがいいそうだ。その際、あまりにも難しいことを頼むのはダメで、あくまで男性にできそうなことを頼むのが重要だとしている。
「いつまでも結婚出来無いそこの貴方。何でも自分で出来る女じゃありませんか? 自分で出来ても良いのです。自分でやってはいけません」
恋人でも夫婦でも、関係を続けるにはお互いの主張は控えたほうがいいという一般論とは真逆ではあるが、これがネットで話題になった。コメントを見ると、同意する人が思いのほか多いようだ。
「これは確かにその通りかも。人は誰かに必要とされたいのかもね」
「割と真実な気がする。1人で完結してちゃダメなんだ」
相手の「承認欲求」を巧みに刺激するさじ加減が必要?
確かに、何でも自分でできてしまうと自己完結してしまい、他者との関係性をなかなか築くことができない。「抱え込まず頼り合おう、というのはいろんな人間関係に共通して必要ですね」という見方もあった。
女性からも「『私は何でも一人で解決するし、あなたに頼らなくても平気ですしおすし』で生きてたら見事に高齢毒女になりました」というコメントが寄せられていた。自己評価が低いため、ワガママを言ったら捨てられると思ってしまうのだという。
一方で、ワガママな女性は勘弁して欲しい、という声もある。結婚して10年経つという既婚男性は「正直、もうちょっと自分でやってくれって思ってる」といい、これまで甘やかしてきたことを反省していると書き込んでいた。
投稿主の女性が結婚できたのも、別にワガママになったからではなく、単純に「相性があっただけ」と指摘する人もいた。「ワガママになれば結婚できる」という説を鵜呑みにすると「阿呆になるぞ」と警告している。
しかしワガママになればいいといっても、ただ相手を頼ればいいということではない。「男にできそうなことを頼むってのは、ワガママというより、相手を立てる気遣いの要素が強い」という見方もあった。やはり結局のところは、いかにして相手の「承認欲求」をくすぐるか、というのがポイントなのだろう。
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