11月13日から公開される伊藤計劃原作のアニメーション映画『虐殺器官』の声優陣とキャラクタービジュアルが公開された。
フジテレビによる「ノイタミナムービー」の第2弾企画「Project Itoh」の一環で、『屍者の帝国』『ハーモニー』と共に3か月連続で公開される同作。世界各地で紛争が激化する中で、米軍の特殊部隊に所属するエリートのクラヴィス・シェパード大尉が、任務によって「虐殺の王」と称されるジョン・ポールの追跡を開始する、というストーリーだ。
米軍で暗殺任務を行う唯一の精鋭部隊である特殊検索群i分遣隊に所属するクラヴィス・シェパードの声を演じるのは、『マクロスF』の早乙女アルト役などで知られる中村悠一。さらに、クラヴィスが率いる特殊部隊員のウィリアムズ役を三上哲、リーランド役を石川界人、アレックス役を梶裕貴、彼らの上司であるロックウェル大佐役を大塚明夫が演じるほか、世界各地で紛争の種を撒いているとされ、祖国であるアメリカ政府から追跡される言語学者のジョン・ポール役に櫻井孝宏、ジョンとかつて関係を持っていたという教え子のルツィア・シュクロウポヴァ役に小林沙苗がキャスティングされている。
なお、本日7月23日25:15からフジテレビで放送される『乱歩奇譚 Game of Laplace』内で、『虐殺器官』のキャストの声やEGOISTによる主題歌“リローデッド”を使用したスポット映像が放送。また、7月30日には『ハーモニー』の声優陣発表を予定している。
■中村悠一のコメント
この作品のオーディションを受けたのは昨年2014年。
当時34歳の自分は、このタイミングで伊藤計劃氏の作品へ参加できるかもしれないという事に、不思議な縁を(勝手に!)感じていました。
戴いたクラヴィスという人物。お話は彼が中心となって描かれています。
軍人であるクラヴィスが自身の世界で何を感じどう行動していくか。たった一つの言葉が生み出すもの。
ほんの少し、自分の今いる場所から、壁一枚隔てた先で現実に存在する『死』というものを彼が認識した時、『虐殺器官』と出会った時に、一体何を思うのか。観終わった後、幾通りもの解があると思います。
ハッピーエンド?バッドエンド?全てを劇場で確かめていただければ幸いです。
そして世界は『ハーモニー』へ。