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村上隆の14年ぶり国内個展「五百羅漢図展」全作品が日本初公開

2015年07月23日 17:51  Fashionsnap.com

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村上隆《五百羅漢図》(部分) 2012年 / アクリル、キャンバス、板にマウント 302 x 10,000cm 個人蔵 / ©2012 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved. Image by: 森美術館
国内では14年ぶりに開催される村上隆の個展「村上隆の五百羅漢図展」の詳細が、7月23日の今日発表された。会場に並ぶのは全て日本初公開の作品になるといい、絵画史上最大級にあたる全長100メートルの超大作「五百羅漢図」をはじめ、現在まで10年近く制作に取り組んでいる「宇宙の産声」、今回のために手がける「727」や「Tan Tan Bo」の最新作など、"世界のムラカミ"の芸術世界を披露する。

村上隆「五百羅漢図展」全作品が日本初公開の画像を拡大

 敗戦後の日本をテーマにオタクカルチャー・キャラクターと日本の美術史を結び、これまでに「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」や「シュウ ウエムラ(shu uemura)」、「ヴァンズ(VANS)」等とコラボレーションしてきた村上隆は、今回の大型個展を10月31日から2016年3月6日まで開催。同展の中心的な役割を担う「五百羅漢図」(2012年)とともに、「宇宙の産声」(制作中)や「欲望の炎―金」(2013年)などの大型彫刻作品から、円相図や金銀の唐獅子図等まで、現時点ではタイトル未定のものも含む最新作を展示する。
 同展に関連して、2016年1月30日~4月3日に横浜美術館で「村上隆のスーパーフラット・コレクション―蕭白、魯山人からキーファーまで―」、増上寺宝物展示室では幕末に「五百羅漢図」を描いた狩野一信の特別展も開催される予定だ。
■村上隆の五百羅漢図展 会期:2015年10月31日(土)~2016年3月6日(日) 会場:森美術館(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階) 公式サイト