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黒木瞳が映画監督デビュー、桂望実の小説『嫌な女』を実写化

2015年07月23日 10:10  CINRA.NET

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黒木瞳
黒木瞳の初監督映画『嫌な女』が、2016年に公開される。

桂望実の同名小説を原作にした同作。男をその気にさせて金を騙し取る天性の詐欺師・小谷夏子と、夏子がトラブルを起こすたびに解決に追われる真面目な弁護士・石田徹子という対照的な2人の女性を描く。

同作で監督デビューを果たす黒木は、原作小説を読んだことをきっかけに監督への挑戦を決意したという。脚本を『小野寺の弟・小野寺の姉』などの作品で知られ、来年のNHK朝の連続テレビ小説『とと姉ちゃん』の脚本も手掛ける西田征史が担当する。撮影は8月からスタートする予定。キャストは後日発表される。

■黒木瞳監督のコメント
映画「風と共に去りぬ」を観て、あのスクリーンの中に入りたいと思った10代の頃。そして、20代でその中に入った。映画の世界は、すぐに私を虜にさせた。それからずっと映画作品に出演させていただいている私が、監督をしようと決めたのは、いうまでもない。
「嫌な女」という小説に出会ったからだ。
主人公、徹子と夏子を通して見えてくる人生の風景、人と人との絆、そして、誰にでも訪れる老い。それでも、“人生捨てたもんじゃない”と思わせてくれる爽やかな読後感を、私は、映画「嫌な女」で感じたいと思ったのだ。
監督をさせていただくことは、みに余る光栄だ。とはいえ、今やクランクインを前に、私は極度の緊張感に包まれている。演者とは全く違う景色が、私をどう衝き動かすのか楽しみにしているのと同時に、これから訪れる私の未知なる日々が、スタッフ出演者にとっては最高の日々になるようにと、今はそれだけを願っている。