『「描(か)く!」マンガ展 ~名作を生む画技に迫る――描線・コマ・キャラ~』が、8月1日から大分・大分県立美術館で開催される。
「描く」「人に見せる」「たのしむ」という漫画にまつわる行為に注目した同展では、戦後から現在まで活躍する漫画家たちの作画技術を紹介すると共に、約300点の生原画や資料により、作品が描かれた時代背景を様々な視点から見つめ直すという。
会場では、手塚治虫らの子ども時代やデビュー前後の作品に加え、さいとう・たかを、竹宮惠子、陸奥A子、諸星大二郎、島本和彦、平野耕太、あずまきよひこ、PEACH-PITの作品を展示。原画や拡大パネル展示を通して、各作家独自の描線や画面構成の技術に迫る。また、漫画家・田中圭一による技法解説も紹介される。なお、同展の監修は漫画評論家の伊藤剛が担当している。