サザンオールスターズ、12年ぶり沖縄公演でファンに再会誓う　「沖縄また来るね！」

　サザンオールスターズが7月19日・20日、沖縄コンベンションセンターで全国ツアー『WOWOW presents サザンオールスターズ LIVE TOUR 2015「おいしい葡萄の旅」』の沖縄公演を行った。

（参考：『葡萄』ロングセラー化に見る、サザンの驚異的なメインストリーム力）

　同ツアーは、3月31日にリリースしたアルバム『葡萄』を携えて全国各地を訪れているもので、サザンが沖縄で公演を行うのは、2003年の9月6日・7日に行った沖縄県宜野湾市海浜公園屋外劇場2days以来、約12年ぶり。ライブ冒頭では、豊かな実がなった葡萄の樹の映像とともにサザンのメンバーがステージに現れると、ドーム公演と変わらないほどの歓声が沸き起こった。

　桑田佳祐はMCで「12年振りに帰って参りました。沖縄ありがとうございます！」と挨拶。さらに「全員沖縄出身です！」などと冗談を飛ばし、観客を爆笑させた。また、10年振りとなる同ライブツアーでは、最新アルバム『葡萄』の収録曲を中心に、「栞（しおり）のテーマ」や「ボディ・スペシャルⅡ(BODY SPECIAL)」など、往年のヒット曲をふくめた全36曲を披露した。

　アンコールで桑田は「沖縄また来るね！」とファンに再会を誓い、続けて「今年は戦後70年という節目の年です。沖縄とともに日本がいつまでも平和でありますように祈っております」という言葉とともに、三時間半にも及ぶステージを終わらせた。

　また、同ツアーは、追加公演の8月17日・18日の日本武道館を残すのみ。7月25日にはツアーの魅力を収めたスペシャル番組がWOWOWにて放送予定という。ツアーをすでに楽しんだ人も、見逃してしまった人も、公演の様子をじっくり味わえそうだ。（リアルサウンド編集部）