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ビアンキの車番『17』が永久欠番に、FIAが発表

2015年07月21日 04:20  AUTOSPORT web

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FIAは「ジュール・ビアンキのカーナンバー『17』を永久欠番にすることがふさわしいと考える」と述べている
FIA(国際自動車連盟)は、今月17日に亡くなったフランス人F1ドライバー、ジュール・ビアンキがつけていたカーナンバー『17』を永久欠番にすることを発表した。

 マルシャF1(現マノー・マルシャ)のドライバーだったビアンキは、昨年、鈴鹿サーキットで開かれたF1日本グランプリで頭部に重傷を負い、それ以来、意識が戻らないまま9カ月もの長く厳しい療養生活を闘かってきたが、今月17日に息を引き取った。

 FIAは20日、ビアンキに敬意を示し、彼のカーナンバーを永久欠番にすることを公式サイトで発表した。

「FIA会長のジャン・トッドは、ジュール・ビアンキに敬意を表し、カーナンバー『17』をFIA F1世界選手権の永久欠番とすることを発表した」
「現在、F1のカーナンバーは各ドライバーの選択制になっており、FIAはジュール・ビアンキのカーナンバー『17』を永久欠番にすることがふさわしいと考える」

「これに伴って、今後このナンバーがFIA F1世界選手権に参戦するマシンに使用されることはない」

 F1では、2014年から“パーマネントナンバー”制度が導入されている。
 これは、ドライバー自身が選んだ数字をカーナンバーとしてキャリアを通じて使用するもので、各ドライバーは2番から99番の中から自身の番号を選択。前年のチャンピオンには『1』をつける権利も与えられる。

 ビアンキは申請時、『7』『27』『77』の3つを選択していたが、優先権のある前年の選手権ランキング上位のドライバーがすべてそれらの番号を申請していたため、最終的に『17』を使用することになった。

 なお、21日は、ビアンキの故郷ニースで彼の葬儀が執り行われることになっている。