小松精練が、建材として開発中の遮熱防水シートを披露した。スキーウェアやレインウェアに用いていた繊維を建築に応用したシートで、遮熱機能と防水、透湿性能を両立させている。
スキーウェア使用繊維を建材にの画像を拡大 "空気が通すが水は通さない"衣料用繊維の技術を建材用に使った同シートは、従来のハウスラッピングシートにはないという複数性能の両立を実現。遮熱性で建物内への輻射熱を大きく削減するため、同社の実験では従来のものに比ベ、表面温度は10分後で24度、室内温度は同10度以上の差が生じたという。同時に防水と透湿の機能も兼ね備えており、自ら呼吸しながら、水と熱エネルギーの流入を防ぐことができる。