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新しいウルトラマンXが「王道で面白い」と好評! 関連おもちゃも売れそうな予感

2015年07月20日 02:00  キャリコネニュース

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日本の誇る特撮コンテンツ、ウルトラマンの最新シリーズ「ウルトラマンX」(テレビ東京系)が7月14日18時よりスタートした。このところのウルトラシリーズは、東映の仮面ライダーシリーズに比べて、どこか勢いがなかったような気がする。

特に近年の仮面ライダーは、ときには「放送枠丸ごと使って、玩具のプロモーション映像を撮っているんじゃないの?」と揶揄したくなるほど多彩なライダーが登場。それぞれが個性的な武装をしていた。

これらライダーのフィギュアや変身グッズは玩具として登場し、莫大な利益を上げている。そんな中、今回のウルトラマンXはライダーたちに迫る勢いで、玩具の販促に気合いを入れているようなのだ。(文:松本ミゾレ)

最後の頼みの綱から「協力して戦う」存在に

本作では防衛隊の装備として、数多くのガジェットが目に付くのが大きな特徴だ。旧来の防衛隊が携行していた武器だけではなく、怪獣の描かれたカードや、おもちゃ売り場にぶら下がっているソフビ人形もある。

主人公の大地隊員は、防衛チームXioのメンバー。突然出現した怪獣デマーガの襲撃の際に、携帯していた「エクスデバイザー」と呼ばれるデバイスから聞こえる声の主、ウルトラマンXと融合。そのまま巨大化してデマーガを迎え撃つ。

彼は常に怪獣ゴモラのソフビ人形を大事に持ち歩いている。このソフビ人形もただの玩具ではなく、Xioの科学力によって実体化させる実験の模様が冒頭で描かれている。

怪獣のデータをウルトラマンXの武装に反映させるためのカードなども用意されているようだ。これまでとはやや毛色の異なり、ウルトラマンは防衛隊にとっては最後の頼みの綱という存在ではなく、一緒に協力して戦っていく存在になっている。

神秘的で究極にシンプルなデザインの巨人、ウルトラマン。その彼がヘッドフォンや鎧、武器を装備している様子は、見ていて時代の変遷を感じずにはいられない。悪く言えばライダーと何も変わらず、「21世紀の平凡な特撮ヒーロー」になったようにも思える。

視聴者は高評価「王道に見えて、新しいウルトラマンや」

しかし、好意的に捉えるなら、番組で登場する怪獣のフィギュアやカード、エクスデバイザーが全国の玩具屋さんで入手可能であるというのは、子どもたちにはたまらなく魅力的なはず。しかもこれらはそれぞれに連動するギミックが搭載されており、集めれば集めるほど遊びの幅も広がるのだ。

ネット上では、第1話を観た人々からの反応が窺えるが、かなり好評のようだ。Twitterでは、放送直後に「ウルトラマンX」というワードがトレンド入りしたほどだ。

「いやぁ、ウルトラマンX最高に面白かった」
「何回も言うけどウルトラマンXもっかい見たい」
「ウルトラマンXは予算結構あるみたいだな」

中には「昔からある王道に見えて、新しいウルトラマンや。おもちゃ欲しい」という書き込みもあって、玩具のマーケティングとしても成功したようだ。

個人的には、特撮セットの作りこみが常軌を逸しているところに感激した。オフィスビルが大破したら、なんと(美術さんがシュレッダーにかけた紙をハサミで泣きながら刻んだという)ミニチュアサイズの書類まで飛び散るのだ!

お子さんのいる家庭は出費を覚悟した方がいい

オープンセットを組んで火薬を爆発させているシーンもあり、怪獣ドラマの出来は初回としては100点満点。アバンタイトルではアボラス、バニラ、ペスターなど初期のウルトラ怪獣が世界中で大暴れしているシーンが挿入され、僕は思わず目を疑った。

しかも新怪獣デマーガも十分に暴れまわってくれるので、そういう意味では古参の怪獣オタクも満足したはず。本作は6か月の放送期間が予定されており、今後もファンにとって懐かしく感じられるヒーローや怪獣がたくさん登場するという。

さらに紹介しきれないほどの関連グッズも発売予定となっているため、特撮好きなお子さんのいる方は、覚悟しておいた方がいいかもしれない。

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