スタートでは、フロントロウから好発進を決めたオリベイラがホールショットを決め、その背後には、予選8番手からポジションアップを果たした中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM’S)が続く。3番手には小林可夢偉(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)、そして4番手には13番グリッドから順位を上げた国本雄資(P.MU/cerumo・INGING)が並んでいった。
一方、ポールシッターのアンドレア・カルダレッリ(LENOVO TEAM IMPUL)は、スタート直後の混乱でフロントウイングを破損してピットイン。大きく後退することになってしまう。また、1コーナーアウト側では、接触によるダメージのためかナレイン・カーティケヤン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がストップ。車両回収のためセーフティカーが導入されることになった。
一方オリベイラは、27周を終えたところでピットイン。ライバルたちと同じく4輪交換を行い、一貴の前をキープすることに成功する。翌周にはここまでピットを引っ張っていた野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が作業へと向かい、オリベイラの前方に残ったのは石浦宏明(P.MU/cerumo・INGING)のみとなった。
続いて、国本が4位を獲得。国本は、序盤から争っていた可夢偉を31周目にパスすると、45周目にはバトルの末にロッテラーも下して今季最上位をマークした。5位にロッテラー、6位に平川、7位にジェームス・ロシター(KONDO RACING)が続き、8位には17番手から追い上げた野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が入っている。