昨年のF1日本グランプリでのクラッシュで重傷を負い、意識を失ったままフランスの病院で療養を続けていたジュール・ビアンキが亡くなったことが分かった。25歳だった。18日付けで家族が発表した。
マルシャからF1に参戦していたビアンキは、昨年鈴鹿で行われた日本GPのレース終盤にコースアウトして頭部に重傷を負って意識がないままだった。レース後、ビアンキは三重県四日市の病院で2カ月を過ごし、その後、フランスのニースの病院に転院していた。
ビアンキの家族は18日、ビアンキの公式Facebook上で声明を発表し、療養の末にビアンキが亡くなったことを明らかにした。
「彼が常にそうしてきたように、ジュールは最後までよく闘ったが、本日彼の闘いは終わった」と声明には記されている。続けて、「我々が感じている痛みは計り知れず、言葉では言い表すことはできない」と記され、これまで彼の治療に携わった医療スタッフたちへの感謝の言葉も記されている。