押井守監督の映画『東京無国籍少女』から新たな映像とメイキング写真が公開された。
映像では、清野菜名が演じる心に傷を負った天才少女・藍が、学校の廊下や教室で仮面をつけた迷彩服の男たちを相手に、血まみれになりながら飛び蹴りする様子や、銃を撃つシーンなど、吹き替え無しで挑んだという清野のアクションを垣間見ることができる。また、暴れる藍を金子ノブアキが演じる担任教師が取り押さえる場面や、藍が激しいいじめを受ける様子も映し出されている。
7月25日から新宿バルト9ほか全国で公開される『東京無国籍少女』は、『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』『機動警察パトレイバー the Movie』『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』といったアニメ作品でも知られる押井監督による新作実写映画。女子生徒だけの美術高等専門学校を舞台に、かつて天才と呼ばれた藍の憂鬱な日常生活が、彼女の中で「何か」が目覚めたことによって崩れていく様を描く。なお、同作はカナダ・モントリオールで開催されている『ファンタジア国際映画祭』をはじめとする数々の国際映画祭で上映されることが決定している。
■清野菜名のコメント
初主演映画が、海外映画祭から招待されているのは大変光栄です。カンヌ映画祭のマーケットで、アクションシーンの映像を観た海外の映画祭や配給会社からのオファーや問い合わせが届いていると聞きました。ラスト15分のクライマックスシーンの撮影の時は、集中力が高まっていくなかで、周囲がゆっくりと動いているような感覚を、初めて感じました。吹き替え無しのアクションに期待して欲しいです。 海外の反応も楽しみですが、日本の皆さんにもぜひご期待頂きたいです!