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ヴォルフガング・ティルマンスの大規模展、新作や映像作品など約200点

2015年07月17日 21:40  CINRA.NET

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Sendeschluss / End of Broadcast IV, 2014 Wolfgang Tillmans / Courtesy of Wako Works of Art, Tokyo(参考図版)
ヴォルフガング・ティルマンスの個展が、7月25日から大阪・中之島の国立国際美術館で開催される。

ドイツ出身のヴォルフガング・ティルマンスは、ベルリンとロンドンを拠点に活動している写真家。1980年代後半から写真作品の発表をスタートさせ、イギリスの雑誌『i-D』などへの掲載で注目を集めた。これまでに、『第53回ヴェネチア・ビエンナーレ』などの国際展に参加しているほか、スウェーデンのストックホルム近代美術館などで個展を開催。2000年にはイギリスの現代アート賞『ターナー賞』を受賞している。

ティルマンス自身が展示空間をデザインする同展では、近作、新作を中心に約200点を出展。日本初公開となる数多くの写真作品に加え、昨年の『ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展』で発表された2台のプロジェクションによる映像作品『Book for Architects』が展示される。また、これまでに出版された写真集が全て紹介されるほか、ティルマンスが継続して取り組んでいるプロジェクト『Truth Study Center』の日本版も発表される。

さらに、関連イベントとして7月25日にはティルマンスを迎えたアーティストトークが開催。8月2日と9月13日にはギャラリートークが行われる。関連イベントなどの詳細はオフィシャルサイトをチェックしよう。なお同展は、ティルマンスにとって日本の美術館では約11年ぶりの大規模個展となり、他館への巡回の予定はないという。