10月2日から公開されるアニメーション映画『屍者の帝国』の声優陣が発表された。
伊藤計劃が遺した序文を円城塔が書き継いで完成させた同名小説をもとにした同作。「死者蘇生技術」が発達し、屍者を労働力として活用している19世紀末のロンドンを舞台にした作品だ。フジテレビによる「ノイタミナムービー」の第2弾企画「Project Itoh」の一環で、伊藤の小説を劇場アニメ化する『虐殺器官』『ハーモニー』と共に3か月連続で公開される。
主人公の医学生ジョン・H・ワトソンの声を演じるのは、テレビアニメ『刀語』の鑢七花役や『ちはやふる』の綿谷新役で知られる細谷佳正。さらに、屍者となってワトソンの旅に付き添うフライデー役を村瀬歩、最初の屍者「ザ・ワン」を生み出す究極の技術が記されている「ヴィクターの手記」の捜索をワトソンに命じるM役を大塚明夫が演じるほか、大英帝国陸軍大尉のフレデリック・バーナビー役に楠大典、手記を所持しているとされるロシア帝国の天才屍者技術者アレクセイ・カラマーゾフ役に三木眞一郎、ワトソンたちをカラマーゾフのもとへ導くニコライ・クラソートキン役に山下大輝、旅の途中で遭遇する謎の美女ハダリー・リリス役に花澤香菜、ザ・ワン役に菅生隆之がキャスティングされている。
あわせて各キャラクターのビジュアルと、メインキャラクターが登場する新たな映像も公開されている。なおフジテレビのノイタミナ枠で放送中のアニメ『乱歩奇譚 Game of Laplace』内で、7月23日に『虐殺器官』、7月30日に『ハーモニー』の声優陣がそれぞれ発表される。