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「今のホンダはあの頃のホンダと同じではない」

2015年07月16日 23:30  AUTOSPORT web

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マクラーレン・ホンダ
元F1ドライバーのアラン・マクニッシュは、新生マクラーレン・ホンダが成功を収めることは非常に難しいと語っている。

 1990年代前半にアイルトン・セナを擁してF1史に残る成功を収めたマクラーレンとホンダは、今シーズンから再びパートナーシップを結び、チャンピオンドライバーふたりと共に新たな挑戦をスタートさせた。

 しかし、当時のチームでテストドライバーを務めていたマクニッシュは、今シーズン開幕以来、低迷から抜け出せない新生マクラーレン・ホンダが成功へとたどり着くことは非常に難しいとの考えを示した。

「今のホンダは、あの頃のホンダと同じではない」と、マクニッシュが英BBCのコラムで述べていると、grandprix247.comが伝えている。
「モータースポーツ界全体で見ても、ホンダはイギリスのツーリングカー選手権以外はあらゆるカテゴリーで苦戦している」
「以前レーシング・スピリットを持っていた彼らと今のホンダが同じ企業だとは思えない」

 マクニッシュは、現在の状況を“悲惨”と評しているが、マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは今シーズン中の表彰台獲得をあきらめていない。
 だがマクニッシュは、前戦イギリスGPの予選で生じた約3秒というトップとのタイム差が一生分に匹敵すると評している。

 彼は、マクラーレンとホンダの道のりは長く険しく、同時進行で向上するライバルに追いつくのは非常に難しいと考えている。