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ナッセ、ザウバーに不満も残留の意向

2015年07月16日 23:20  AUTOSPORT web

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フェリペ・ナッセ(ザウバー)
F1ルーキーのフェリペ・ナッセは、2016年にチームを移籍するのではないかとの噂を否定した。

 今年、ザウバーからF1にデビューしたナッセは、シーズン前半戦で非常に印象的な走りを見せ、ザウバーチームにもブラジル銀行という多額のスポンサーマネーを持ち込んでいる。

 しかし22歳のナッセは、今シーズンのザウバーがC34の開発に手こずっていることに失望を感じていると言われている。

「できる限りチームの状況を改善するのを助けたいんだ」と、ナッセがUOL Esporteに語ったと、grandprix247.comが報じている。
「チームにはシーズンを通してポイントを争うポテンシャルがあると思っている。僕は確実にここで、今年とこの先の将来について考えている」

 ただ、ナッセが他チームへの移籍を検討していないわけではない。
 2016年の移籍市場で注目を浴びるバルテリ・ボッタスとニコ・ヒュルケンベルグが動けば、ウイリアムズとフォース・インディアのシートに空席が生まれることになる。

 昨年ナッセは、ウイリアムズでテスト兼リザーブドライバーを務めており、ボッタスの移籍に伴ってレギュラードライバーとして復帰するのではないかと噂されている。

「僕としては、まだ何も聞いていない。もちろん、常に噂はある」とナッセ。
「だが、僕はまだザウバーにコミットしている。僕らには2016年にマシンを改善する計画があるし、引き続き多くの作業がある」
「新しい(テクニカルディレクターのマーク・スミス)ボスも雇ったしね」

 なお、ウイリアムズが保持しているボッタスの来季契約オプションは、8月15日が期限と言われている。