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ボーカロイド・オペラ『THE END』上海公演開催へ 大空間で新たな魅力を示す

2015年07月16日 12:10  リアルサウンド

リアルサウンド

ボーカロイド・オペラ『THE END』の模様。

 ボーカロイド・オペラ『THE END』が、6月の完全ソールド・アウトとなったアムステルダム公演に続き、10月17日に上海大舞台Shanghai Grand Stageで上海公演が行われることが決定した。


(参考:初音ミク生みの親=クリプトン伊藤博之社長インタビュー「今は“いかに狭く売るか”という試みが大事」


 『THE END』は、人間の歌手もオーケストラも登場しない、コンビューター制御された電子音楽と多面立体映像によって構成される、世界初のボーカロイドオペラのプロジェクト。これまで、山口・東京・バリ・オランダと次々に公演を成功させてきたが、今回は『中国上海国際芸術祭』の招聘により上海での上演が実現。芸術祭関係者は2013年の東京公演当時よりこの演目に注目していたとのことで、東京公演時の共同製作者でもあるBunkamuraオーチャードホールの仲介により、10月17日に『中国上海国際芸術祭2015』のプレイベントを行うタイミングで、『THE END』が上演されることになるという。


 また、上海公演の会場となる上海大舞台Shanghai Grand Stage (Shanghai Gymnasium)は、ローリング・ストーンズ、ボブ・ディラン、カイリーミノーグをはじめ、世界のトップアーティストの上海公演が行われて来た場所。パリ・シャトレ座、アムステルダム・ナショナルオペラ&バレエといったオーソドックスなオペラハウスとは大きく異なる大空間でのパフォーマンスは、ボーカロイド・オペラ『THE END』の新たな魅力を示す機会となりそうだ。(リアルサウンド編集部)