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百貨店で進むスマート化 松屋銀座が浴衣のバーチャル試着や同時翻訳システム案内を導入

2015年07月15日 18:12  Fashionsnap.com

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ゆかたのバーチャルフィッティングのイメージ Image by: 松屋銀座
松屋が、東芝の情報通信技術(以下、ICT=Information&Communication Technology)を適用した共同プロジェクトを開始する。7月22日スタートの「銀座ゆかたウィーク」で浴衣のバーチャルフィッティング(仮想試着)サービスを提供。またインバウンド需要の取り込みに向け、中国語と日本語の同時翻訳システムによる案内サービスを2階インターナショナルブティックで8月中旬から実施する。百貨店では松屋以外にも、スマート化を推進する取り組みが増えてきている。

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 松屋銀座で行なわれる浴衣のバーチャル試着サービスは、1階の「GINZA ゆかたステーション」で実際に販売されているデザインの中から好みの写真を選択すると、画面に該当商品を着用した自身の姿が表示される仕組みで、様々なデザインで試すことが可能。浴衣の試着は時間がかかるため敬遠されがちだが、手軽に着用イメージが湧くようにすることで、顧客に似合う商品の提案に繋げる。
 同時通訳システムを使用した案内サービスは、8月中旬から9月中旬まで、松屋銀座2階の「アニヤ・ハインドマーチ」「3.1 フィリップ リム」「ジミーチュウ」「ジュゼッペ・ザノッティ・デザイン」「マルニ」の5店舗で実施。外国人観光客と店員の会話をタブレットの画面上にリアルタイムで表示し、双方のコミュニケーションの円滑化を図る。
 ICTを活用したサービスは百貨店で試験的に導入されており、髙島屋や三越では人間型ロボット(アンドロイド)を販売員や受付嬢に起用した。