次戦ハンガリーGPでロータスF1チームの売却について同チームオーナーとルノーのトップが話し合いを行うと報じられている。
現在F1パワーユニットサプライヤーを務めるルノーは、将来のF1活動プランについて検討する上で、ワークスチームとして参戦することも選択肢に入れている。この数カ月ルノーはいくつかのチームと交渉してきたが、ロータスとの間でほぼ合意がなされたようだと一部で報じられた。
次のグランプリウイークエンドで両者の交渉が重要な段階に入るかもしれないとの報道が今週新たになされている。ロータスの共同オーナー、ジェラール・ロペスとルノーのCEO、カルロス・ゴーンがハンガリーGPの現場を訪れ、チームの売買についての交渉を行う見込みであるとF1iが今週伝えた。
現在多数の債権者がロータスF1チームの解散に関して高等法院に申し立てを行っている。判事はチームに2週間の猶予を与えたが、この間に解決法が見つからなければ、破産手続きが行われる可能性がある。
こういった状況から、ロータスを所有しているジニー・キャピタルは、チーム売却の手続きを急ごうとしているとの推測もなされている。
先週の段階でロータスのCEO、マシュー・カーターは、チーム売却を否定する発言を行っている。
「CEOである私の知る限り、オファーはなされていない。そういった話は一切持ち上がっていない」とカーターはコメントした。
「株主からは繰り返し、チームを売却するつもりはないと言われている」
「我々はメルセデスと2020年までの長期的な(エンジン)契約を結んでいる。CEOである私の見解ではエンジンを変える意志はない」