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「ミークが来季シトロエンに残留するかどうかは、シーズン後半の成績次第」とチーム代表

2015年07月15日 11:40  AUTOSPORT web

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来季のシトロエン残留に黄色信号が灯ったクリス・ミーク
シトロエン・レーシング代表のイブ・マトンは、世界ラリー選手権第4戦アルゼンチンでクリス・ミークが挙げた勝利は、第7戦ポーランドでのクラッシュで帳消しになったと語り、来季もミークを起用するか五分五分の状態であると述べた。

 ミークは7月2日~5日に行われたラリー・ポーランドのシェイクダウンでクラッシュしたほか、6月に行われた第6戦イタリアではSS2でデイリタイアしてしまっている。

 この状況に対し、「あってはならないことだ」とマトン。

「イタリア序盤でのリタイアと、ポーランドのシェイクダウンでのクラッシュを大目に見ることはできない。どんな言い訳も聞く気にはならないミスだ」

「WRCで戦っている以上、このようなミスをしてはいけない。もちろんクリスには言い分があるだろうし、なぜアクシデントが起きたのか説明できると思う。それを嘘だと言いたい訳ではないんだ」

「プロのドライバーとして1年以上戦っていれば、マシンがどのような挙動をするか理解している必要があるし、マシンに合わせたドライビングをする必要がある。これ以上、言うべきことはないと思う」

 マトンは続けて、ミークが2016年もシトロエンに残留するには、これまで以上の成績が求められると語った。

「彼が来年もチームに留まるには、これまで以上の成績をシーズン後半に収める必要がある。ただ、私は最終戦が終わるまでドライバーラインナップに関する決断をする気はないよ」

「我々がやるべきことはやった。今度はクリスが仕事をする番だ」

 ミークはこの件に関してコメントを拒否した。また、ポーランドでクラッシュした要因がマシンのサスペンションにあるという憶測は否定している。