ウイリアムズF1チームのフェリペ・マッサは、チームメイトのバルテリ・ボッタスが2016年の移籍市場で最も重要なひとりになると語っている。
今シーズン末でウイリアムズとの契約が切れるボッタスは、来シーズンに関しても依然ウイリアムズ側がオプションを有しているが、キミ・ライコネンの後任としてフェラーリ入りするとの噂は日増しに高まっている。
そんななか、昨年からボッタスとコンビを組むベテランのマッサは、若きフライング・フィンが移籍市場で最も重要なひとりになると考えている。
「バルテリは移籍市場の中で最も重要なひとりになるだろう」とマッサ。
「もちろん、ここに留まるという選択肢があることも忘れてはならない。従って、起こりうる事を理解する必要がある」
マッサは、25歳のボッタスがトップチームをドライブするのにふさわしいと考えている。
「彼は優秀なドライバーであることを証明した。トップチームをドライブできること、そしてどんな状況でもうまくやれることを示してきた」
「だから他のチームは彼の獲得に興味を持っている。だけど、彼が移籍するのかどうか、僕は知らないんだ。状況を見守る必要があるね」
一方、2010年からウイリアムズと契約を結んでいるボッタスは自身の噂について、こう語っている。
「今、僕の名前が最も重要かどうかなんて分からないよ。自分自身に関する噂は常に誰かから聞いているような状況だからね」
「ドライブすることだけに集中してうまくレースをしていれば、いい結果につながって、素晴らしい事が起きると常に考えているんだ」
ライコネンの後任候補には、フォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグとレッドブルのダニエル・リカルドも挙がっているが、ボッタスはフェラーリのドライバー候補に入ることは素直に嬉しいと認めている。
「もちろん、そうだよ」とボッタス。
「でも、ウイリアムズにはすごく感謝している。彼らはテストドライバー、そしてレースドライバーというチャンスを与えてくれた」
昨年、ウイリアムズと複数年契約を結んでいるマッサは、来シーズンもウイリアムズに残留することを強く望んでいる。
「ここに残ること以外、考えていない」とマッサ。彼は、チームとすでに来シーズンについて話し合ったことを認めている。
「本当にこのチームと一緒に働きたいと思っている。チームは僕をとても尊重してくれるし、僕もとても居心地がいい。共にいい結果も収めたしね」
「変える必要は全くないと思う。僕らには来年に関する(契約の)オプションがあるけど、引き続きオプションを行使しないことは考えていない」