ウイリアムズのヘッド・オブ・ビークルパフォーマンスのロブ・スメドレーは、イギリスGPでウイリアムズはフェラーリよりも速いことを証明したとして、うまくマシン開発を続けていきランキング2位を獲得することを目指すと宣言した。
イギリスGPのグリッドにはメルセデスに続く2列目にウイリアムズの2台が続き、フェラーリ勢は3列目にとどまった。決勝序盤はウイリアムズはメルセデスと優勝あるいは表彰台争いを繰り広げたが、後半雨で不安定なコンディションになるなか、セバスチャン・ベッテルが3位をつかみ、ウイリアムズ勢は4位、5位に終わった。
ウイリアムズのスメドレーは、不本意な結果だったものの自分たちの速さを実感できたとポジティブな感想を述べている。
「イギリスの週末は我々にとって非常にポジティブな週末だった」とスメドレーが述べたとF1iが伝えている。
「マシンが優れていることは分かっていたし、すべてのアップグレードと開発がとてもよく機能していた」
「少しずつ近づいてはいたものの、直近のライバルであるフェラーリより明らかに速かったのは今季初めてのことだった。予選では我々の方が速く、決勝のドライの際にも同様のアドバンテージを維持していた。(イギリスの)ドライコンディションでは明らかに我々が速さの上で(トップであるメルセデスに次ぐ)2番手だった」
イギリスGPではシルバーストンの高速の特徴がウイリアムズに有利に働いたが、次のハンガリーのタイトでツイスティなレイアウトでは状況が変わってくるかもしれない。スメドレーは、低速サーキットでのパフォーマンスを改善する必要があると認めている。
「毎戦コンスタントにありとあらゆるエリアの新パーツを持ち込んでいる。少しずつマシンを改善させており、今後もさらに向上する」とスメドレーは述べた。
「今の目標はランキング2位だ。それを目指す上でどんどん状況をよくしていこうと努力している」
「低速ではまだ少し劣っていることは分かっている。正直にそのことは認めよう」
「遅れを取り戻す方法を探している。高速面の開発を続け、同時に低速面の開発を早めるため、クレバーで革新的なやり方を探っているところだ」
第9戦終了時点でウイリアムズはランキング2位のフェラーリと60ポイント差だが、この3戦に限ればウイリアムズの方がフェラーリよりも毎戦多くのポイントを獲得している。